今日は、日野原重明先生のご命日です。結城美帆子

日野原重明先生は、NPO 法人日本障害者ピアノ指導者研究会およびNPO 法人全日本障害者音楽連盟の名誉会長です。

105歳と9ヶ月でお亡くなりになりました。

今日は、日野原先生の教えを胸に、人間の尊厳と世界の平和を祈りたいと思います。

日野原重明先生の語録

「良き師との巡り会いが人生を決定する」

良き師に巡り会うということは、「人類の教えの系譜をさかのぼっていくことだ」とも述べておりました。

偉大な人たちの師はそれぞれにシュバイツァー博士であり、シェイクスピアであり、ハイデッカー、ヒルティー、そしてプラトンからソクラテスに至る、ということもよくお話になりました。

ユダヤ人の哲学者マルティン・ブーバーの考えを例にお話くださいました。

人には「我と汝、我とそれ」しかなく、我と汝の関係は、人の尊厳であり、人と人が互いに認め、信頼できる関係である、が、しかし我とそれの関係は、人が相手を利用すること、支配することであると、わかりやすく教えてくださいました。

私たちは、つねに「我と汝」の関係をしっかり捉えた生き方をしていくことこそ、使命だと確信します。

「鳥は飛び方を変えられないが、人は生き方を変えることができる。」

NPO 法人日本障害者ピアノ指導者研究会、NPO 法人全日本障害者音楽連盟、私達の目指しているもの

当会の根本理念は、日野原先生の提唱された哲学そのものの実践にあります。

第一は、人間の尊厳です。

第二は、人類の持つ最高の文化、音楽をもって人生のクオリティーと向上を図ることです。

第三は、全ての人が幸せになって世界の平和に貢献することです。

「音楽を学習するということは、人格形成にとっていかに素晴らしいことであるか。」と、日野原先生のお言葉です。

当教室も、日野原先生の教えを教室の理念としております。

ロックが解除できなくて大変でした。結城美帆子

解除できるまで9時間かかりました。

今は、どの分野でもスペシャルな人ばかりのようで、総合的にわかる人がいないように思いました。

医療の分野でも同じことが言えるのではないかと思います。

ピアノの指導でも同じです。

わからないことを説明するのって難しい。

でも、できることなら、相談者が何をどのように困っているのかを想像できる人がいいな。

先日、生徒さんから「先生は、わからない人の気持ちはわからないと思います」と言われましたが、わからない人の気持ちはわかりますが、生徒さんに「あなたは、こういうことがわからないのです」と、生徒さんが、何がわからないからできないということの説明が上手くできないのです。

生徒は、何がわからないのか、何が間違っているのかがわからないので上手く弾けないのです。

生徒さんが、わからないことをわかるようにしてあげることがレッスンなので、生徒さんのわからないという気持ちがわからなければ、わからないことをわかるようになんてできません。

生徒さんは、わからなくていいのです。

わからないからレッスンにお越しになるのです。

最初は、わからないということを知ることから始まるのです。

わからないということがわかれば、わかるようになります。

お医者様のお世話になる場合も、患者のわからないことを、わかるようにしてくれるのが良いお医者ではないかと思っております。

患者の痛みに想いを馳せることができるお医者が良いお医者なのではないでしょうか。

ピアノを学んでいる人は、たえず作曲家の悲しみや心の痛みに想いを馳せ演奏しておりますので、ピアノを深く学んだ人は、他人の悲しみや心の痛みに想いを馳せることができるのです。

ピアノ教育って素晴らしいと思いませんか。