生徒さんや親御さんの悩み事の相談を承ります。結城美帆子

悲しい事件が続いておりますね。

本音を打ち明けられる人が一人でもいれば何かあった場合の抑止力になります。

私は、うっぷんがたまりまずいなと思った時は、長くお世話になっている司法書士の潮田先生や弁護士の先生のところへ相談に行きます。

本音で話せる人ってそんなにいないです。

私は、正論を言う人はダメなのです。

世の中、正論では解決できないことがたくさんあります。

音楽関係の知り合いも、精神分析関係の知り合いも、世間に揉まれていない人が多いので、本音で話せる人はおりません。

人間て理論や正論だけでは生きていけないと思います。

もっとドロドロしているように思うのです。

きれいごとだけでは生きていけないです。

時には泥水を飲まなければならない時だってあります。

こんな私でよろしければ、時間がある限りあなたのお話を聞きますよ。

話しているうちに落ち着いてきたり、答えが出てくることもあります。

実は、介護うつで少々やばいと思う時もあったのですが、潮田先生に話を聞いてもらって乗り越えられたのです。

本当に困った時は心の専門家ではなく、人生経験がある人の方が頼りになります。

人間の心は、学問だけでは解決できません。

世間知らずの行政の人間や親に学費を出してもらってカウンセラーになった人に苦しんでいる人の心がわかるでしょうか?

潮田先生は、私と同じような経験をしている人だからきれいごとでは無く本音で話せるのです。

潮田先生と弁護士の先生には、これまで何度も助けてもらいました。

引きこもり。結城美帆子

昨日は、元農水相事務次官が息子を殺害したという事件がありましたが、元農水相事務次官は、火曜日の川崎市登戸で起きた20人殺傷事件で、自分の子供が同じような事件を起こすかもしれないという不安が大きくなったのではないでしょうか?

元農水相事務次官の事件と川崎市登戸の事件の根っこにあるものは「引きこもり」でしょう。

土浦市で起きた両親と姉を殺害した事件を思い出しました。

あの時は、水戸市でも教員の仕事をしていた両親を息子が殺害したという事件もありました。

土浦市の事件は、お父様は、元土浦市職員で市の博物館の館長をされていた方でした。

親が殺されるか子供が殺されるかの違いです。

私は、引きこもりは親に責任があると思います。

社会的に地位が高い親御さんは、立場もあり相談に行くのが難しいのかもしれませんが、荒川沖の無差別殺人事件を起こして死刑が執行された元死刑囚もお父様は省庁にお勤めされている方でしたが、お母様は病院に連れて行こうとしたそうですがお父様が反対されていたと聞きました。

引きこもりの原因が、発達障害の場合もあります。

荒川沖の無差別殺人事件を起こした元死刑囚は、広汎性発達障害と言われております。

発達障害者による殺人事件など凶悪な事件が続いたのがきっかけで、発達障害者支援法が成立したのです。

責任能力の有無を判断するのは、鑑定医ではなく裁判官です。

発達障害者は、責任能力があると判断されたのです。

広汎性発達障害やアスペルガー症候群などを知的障害を伴わない発達障害の場合、親はなかなか病院へ連れて行かない傾向にあるように思いますが、本人と家族のためにも躊躇せず早めに専門家に相談されることをお勧めします。

発達障害は、育て方の問題ではなく、脳に原因があると言われ、画像診断ができるのです。

ただし、発達障害の画像診断ができる医師は非常に少なく、私が存じ上げているのは、東京の加藤プラチナクリニック院長の加藤先生と、滋賀大学医学部教授の久保田先生のお二人だけです。

久保田先生は、以前、東京精神分析サークル主催のコロック(研究会)で発表された時、「統合失調症は画像ではわからないけど、発達障害は画像でわかる」とおっしゃっておりましたが、研究している人は少ないともおっしゃっておりました。

当教室には、様々な方がレッスンに来ております。

発達障害の医師による診断は受けていないけど、幼稚園の先生には「ちょっと違う」と言われていたり、親が「ちょっと違うかも」と思っていたり、でも病院へ連れて行って発達障害のレッテルを貼られるのは嫌なので、と私の教室にお連れになられている方もいるように思います。

私は一般的な方も発達障害の方も精神分析的な観点から観てしまいますのですが、障害にはそれぞれに特徴がありますから、何回かレッスンをしているうちに見えてきます。

診断を受けていなくて私の教室にピアノのレッスンにお越しになって、私が専門の医師の受診をお勧めして受診された方は、これまでのところ全員が発達障害の診断を受けております。

発達障害だからピアノが上手く弾けるようにならないということはありません。

ただ、同じ教え方だと難しくなります。

発達障害の人は、理論的な理解はしやすいようなので、発達障害の人に合った教え方をすれば、どんどん上達しますし、ピティナピアノコンペティションで地区本選に出場できた生徒もおります。

発達障害の人は、比喩とか、たとえ話などを理解することが困難なようなので、具体的に指示を出す必要がありますが、一般的な生徒に具体的な指示を出しすぎると個性を殺してしまうことになるので、発達障害の人へのレッスンと一般的な人へのレッスンは同じではないのです。

診断を受けていない生徒の場合は、私が見極めをしてレッスンをしておりますが、これがけっこう大変な作業なので、できれば診断を受けて頂けるとありがたいです。

思春期に入る前に診断を受けて対応策を考えておかないと、下手をすると引きこもりになるかもしれないです。