発達障害の子供にピアノを教えている先生へ。結城美帆子

発達障害の子供のピアノのレッスンを安易に引き受けるのは、やめて欲しいと思います。

ピアノを教えることは、難しく大変な仕事です。

発達障害の子供にピアノを教えることは、もっと難しく、もっと大変です。

発達障害をある程度理解した上で教えて欲しいと思います。

そうでないと、自閉症のピアニスト野田あすかさんのように、自傷行為を起こしてしまう人もいるのです。

ピアノは、積み重ねが大切です。

発達障害の子供に、その場しのぎの指導をしてしまうと、いつまでたっても自立してピアノを弾くことができません。

指導者は、生徒の将来を考え責任を持って教えて頂きたいと思います。

親も、そのことを踏まえた上で、指導者を選んで頂きたいと思います。

生徒と子供の場合には親ですが、指導者を選ぶ権利がありますが、選ぶ責任もあると思います。

一般の子供も同じですが、発達障害の子供は特に、スモールステップに心がけ、積み重ねができるレッスンをしないと、5年もレッスンを受けているのに、1人で全く弾けないと言うことになってしまいます。

発達障害の子供は、一般的な子供と見え方が違うようです。

また、上下左右も一般的な子供とは、感覚が異なるようなので、同じ教え方をしても、発達障害の子供は理解できないようです。

私は、つねに主体に目を向けてレッスンをしております。

たえず、この生徒は(主体は)何を欲望しているのかを想像し見極めながらレッスンを進めております。

なので、発達障害の子供のレッスンは、一般的な子供にピアノを教えるよりも感性をより研ぎ澄まさなければならないので、ひじょうに疲れます。

他の教室でレッスンを受けていて移って来られる発達障害の子供の生徒さんは、みんな同じ特徴なのです。

どの生徒も譜読みができないのです。

楽譜を見ながら弾く事ができないのです。

譜読みができなければ、楽譜を見ながら弾く事なんてできないです。

それでは、いつまでたってもピアノのレッスンをやめられません。

自分で楽譜を見ながら弾けるようにならなければ、いつまでたってもピアノのレッスンをやめることができないではないですか?

私は、ピアノ教室に通うのをやめても、ピアノを楽しむことができるように、初級の段階から楽譜を見ながら弾けるように指導しております。

基本を無視して覚えさせるような教え方は、生徒本人のためになりませんし、ピアノが面白くなくなり途中でやめてしまう原因にもなります。

ピアノは、積み重ね、継続が大切なのです。

発達障害の子供がピアノで生活の質と価値を向上させることができるように、発達障害の専門家を交えた発達障害の勉強会を予定しております。

まずは、発達障害を理解することが大切です。

私の平成。結城美帆子

もうすぐ平成が終わりますね。

私の平成は、顧問弁護士に説得されて、帰国して家族で祖母の家に入り、祖母の家の司祭継承をすることに始まりました。

昨年、母を看取りましたが、私にとって、平成は、看取りの時代だったようにも思います。

昨年、母を看取って、司祭継承者から解放された思い出この一年を過ごしてまいりました。

でも、まだあとかたずけは残っておりますが。

介護と仕事と家族の世話と大変でしたが、もし、仕事を辞めてしまっていたら、家族の誰かを看取った時、立ち直れなくなるのではないかと思っていたので、大変でしたが仕事も続けてまいりました。

なので、昨年のお正月に母が亡くなった時も、すぐに、二つのNPO法人の理事をお引き受けしたのです。

ピティナもありましたし、おかげさまで、悲しみにくれる暇もなく、母親の死を乗り越えることができました。

生徒の皆様には感謝しております。

生徒の皆様がレッスンにお越しいただいていたおかげで、今日の私があります。

生きていく上で1番大切なことは、社会との繋がりではないかと思います。

介護は大変ですが、特に徘徊する認知症の介護は大変ですが、介護オンリーになってしまうと、自分自身の社会との繋がりがなくなってしまう場合もあります。

介護をしている時は、ケアマネージャーさんとか、デイサービスの職員さんとか、医療関係者とかの方と繋がりがありますが、亡くなった途端に糸が切れたみたいに繋がりが切れますので、今まで周りにいた人たちが突然一斉にいなくなるのです。

家族を看取るたびに感じました。

すごい空虚感です。

私の家では、すべて家でお通夜も葬式も致しましたので、お通夜の時は、みんなが来ている時は賑やかで良いのですが、お客さんが帰った後が大変なのです。

お客さんが食べたり飲んだりした物の後片付けをしなければなりませんし、夜中じゅうお線香を絶やしてはいけなので、お通夜の日は寝ることができません。

お葬式は、嵐のあとの静けさが来るのです。

この嵐のあとの静けさが精神的に大変なのです。

嵐のあとの静けさを精神的になるべくダメージを少なくするためには、次にやることを用意しておくと、そちらに気が向きますから緩和されます。

私は、毎回そうやって乗り切って参りました。

でも、平成は大変でした。

健常者と障害がある方へのレッスンは違います。結城美帆子

私の教室では、健常者と障害がある方へのレッスンは、まず、指導目的が違いますから、目標も違います。

健常者の方は、趣味で楽しみたい方も専門コースへ進まれる方も、基礎はしっかり学んで頂きたいと思っておりますので、チェルニー40番練習曲までは、趣味の方も専門コースの方も学んで頂きますが、障害がある方は、脳の発達を促すことと機能訓練を第一の目的にしておりますので、基礎とか練習曲にはこだわらずレッスンをしております。

ピアノを習う醍醐味とは、コツコツ練習して上達できることにあると思います。

上達できるためには、好きな曲だけを練習するのではなく、ハノンやチェルニーなどの練習が必要なのです。

ただし、障害者の方は、障害によって、理解力も異なり、集中力が乏しかったりする人もおりますので、一律にレッスンすることは不可能なため、個人の能力に沿ったレッスンを心がけております。