ASD(自閉症)の生徒を伸ばすには

一般の生徒さんは褒めて伸ばしますが、自閉症の生徒さんは褒めると伸びません。

自閉症の生徒さんは、主体がないので、他者の状態を見て判断しているように感じますから、他者の私がマルと言えばマルと思い、他者の私がバツと言えばバツと思うようで、意味が存在しないので、意味を考えるように導く必要があります。

自閉症の生徒さんは、まずは主体を引き出すことから始めます。

精神分析では、分析家は患者の視界に入らないところに位置しますが、私は精神分析をピアノのレッスンに応用しておりますので、レッスンでは生徒さんの視界に入らないところに位置してレッスンをしております。

指導者が生徒の視界に入っていると、生徒さんは指導者の私を鏡にしてしまうからです。

そして、言葉だけ真似をするようになります。

自閉症の生徒さんと一般の生徒さんは同じ教え方をすると、どちらかを潰すことになるので見極めが重要なのです。

簡単な見極めができるテストを行わせて頂いた時もあったのですが「ピアノ教室でこんなことをされると思わなかった」と憤慨されておやめになられた方もおりましたので、今はテストは行っておらず、お子様を見て判断させて頂いており、原則親御さんにはお伝えしないでレッスンをするようにしております。