40年ピアノを教えてきて思うこと

趣味も専門コースに進まれる方も入口は同じかもしれませんが、同じではないように思うようになりました。

当たり前のことですが、指導者は趣味でピアノを習ってきたわけではありません。

趣味と専門は、学ぶ深さが違うのではないかと思います。

将来専門コースに進まれる方は、100点満点を目指して教える必要がありますが、趣味の方に100点満点を目指して教えるとピアノがつまらなくなって途中でお辞めになってしまうかもしれませんので、本人が求めているものを把握して教えることが重要なのですが、これが難しいのです。

音高音大を目指す方の場合は、やるべき教材は決まっているので、順に進めていけば良いのですが、趣味の方の場合は全てのエチュードをこなすだけの練習時間を確保するのが困難ではないかと思うので、いつも悩んでおりましたが、40年ピアノを教えてきてやっと悩みが解消できそうです。

趣味でもソルフェージュ力は必要で重要ですから、ソルフェージュは省けません。

テクニックをつけるには、エチュードをやるのが良いのですが、それぞれの曲の中でテクニックの指導ができないわけでもありません。

趣味の方は、音高音大で行われるエチュードの試験があるわけでもないので、趣味の方は、生徒さんのピアノに向かえる時間によっては、エチュードを省いても良いのではないかと思うようになりました。

エチュードを省くと、レベルの把握が難しいので、バロック・古典・ロマン・近現代の四期が初級から学べるピティナピアノコンペティションに参加して頂くことにしました。

ピティナピアノコンペティションに参加することで、初歩〜上級まで四期が学べるので良いと思います。

地区本選出場を目指すとか、全国大会出場を目指すとか、生徒さんがそれぞれに目標を持って参加することで、エチュードをやらなくてもテクニックを向上させることができるのではないかと思います。

生徒さん本人が明確な目標を立てて学ぶことが大切ではないかと思います。

音高音大を目指す場合は、毎日平日5時間〜6時間くらいピアノを弾きますが、趣味の方はそんなに弾かないと思うので、同じ課題をこなすのは難しいでしょう。

そうは言っても、ハノンとチェルニー30番はテクニックの基礎を学ぶエチュードなので学ばれることをお勧めします。

特に、ハノンは、年をとってからでもテクニックをある程度維持するためにも非常に役に立っております。