40年ピアノを教えてきて思うこと「夢は叶えるものと言うけれど自分の力だけではどうすることも出来ないこともある」

夢を持ち、夢を叶える為にひたすら努力をするのは素晴らしいことです。

生徒さんの夢を叶えられるように出来る限りの支援をします。

しかし、親の意向で子供は自分の夢を諦めなければならない場合もあります。

なんて言うと「子供の夢を奪うなんてひどい親、子供がかわいそう」と思われる方もいると思いますが、現実にあることで、私が教えた生徒さんの中にもおりました。

小学一年生の時から教えていた生徒さんで、高校生になってもピアノを続けてくださっていて、高校生になった時に、音大へ行きたいと言ってきたのですが、お父様が経済的な理由で反対されたのです。

本人は、泣きじゃくりましたが、ピアノは趣味で続けることにして、高校卒業後は地方公務員になり、結婚するまでレッスンに来てくださっておりました。

音楽大学を受験する為には、ピアノの他に聴音や楽典もレッスンしなければなりませんし、志望校の教授にレッスンを受ける必要もあるので、毎月20万円くらいのレッスン料が必要で、志望校に合格したら入学金とか授業料とか多額のお金が必要になります。

私は公立高校の音楽科に通っておりましたが、東京藝術大学を受けて現役で合格した同級生がおりましたが、この同級生は「東京藝術大学か茨城大学の教育学部しか受けされてもらえない」と言ってました。

私が高校生の頃は、桐朋音楽大学が一番入学金が高いと言われていたので、つくば市には桐朋桐朋音楽大学ご出身のピアノの先生が多いようなので、奨学金で音楽大学にいった私とは音楽に対しての考えが異なるように思います。

世の中には、本人がどんなにピアノが好きでも、親の経済的な理由でピアノのレッスンすら受けられない子供もいるのです。

親の会社が倒産して、ピアノのレッスンを続けられなくなった生徒さんもおりました。

親の経済力に関係なく、ピアノを習いたい子供は誰でもピアノを習うことができ、才能を開花させることができる世の中になってほしいなーと思います。

ピアノのレッスンの価値を下げることなく、誰でもピアノが習える社会になって欲しいと願います。