40年のピアノの指導経験から培ったこと。結城美帆子

ピアノは、脳で弾くということです。

ピアノは、認知(楽譜を読む)と操作で弾くということ、中級以上や指使いが書いていない楽譜などは、操作の前に判断が必要になります。

なので、ピアノがスムーズに弾けない場合は、必ず原因が有り、認知・判断・操作のどれかに問題があったり、脳に問題がある場合が有ります。

時々、「才能がないから上手く弾けないのでしょうね」とか、「練習が足りないから上手く弾けないのでしょうね」とおっしゃる方がおりますが、速い曲を弾けるようになるには練習も必要ですが、ピアノは、正しく楽譜を読み(正しい認知)、正しい弾き方(正しい操作)をすれば、脳に問題がない限り弾けるようになります。

間違って弾いてしまう場合は、正しく認知ができていないか、正しい操作ができていないかのどちらかで、金曜日にレッスンにお越しになられたTさんは、正しく認知はできているのですが、「次は左手は広げる操作をして右手はそのまま」というような判断を頭でする前に弾いてしまう(操作)から、正しい音ではなく、違う音を弾いてしまうので、判断ができる早さで弾けば弾けるようになるのですが、ゆっくり弾くのってけっこう難しいのです。

土曜日にレッスンにお越しになられた高校生のK君は、自分では「楽譜をよく見ていないから」と申しましたが、見ていないわけではなく、やはり判断をせずに操作をしてしまったので、ミスをするので、やはり自分の力量で正しく認知・判断・操作ができるテンポで弾けば上手く弾けるようになるので、ゆっくり弾くことが必要なのです。

ピアノは、認知・判断・操作の繰り返しで弾くのです。

認知・判断・操作は、すべて脳でしていることです。

心も脳です。

脳をフル回転させなければ、ピアノは上手く弾けないのです。

だから、日本認知症予防学会がピアノは認知症の予防にもなる発表しましたし、発達障害の改善にもなると言われているのではないかと思います。

ピアノは、脳を育てることができるのです。

ピアノのレッスンは、やり方によって、AI時代を生き抜くために重要といわれている地頭力と人間の心を育むことができるのではないかと思い、日々レッスンをしております。