2018年ピティナピアノコンペティション特級は角野隼人さんがグランプリでした結城美帆子

角野隼人さんは、現役で東京大学に合格し、現役は大学院の1年生です。東京藝術大学音楽学部の方は残念でした。角野隼人さんのお母様は、ピアノの先生で、妹様は東京藝術大学でピアノを学ばれております。角野隼人さんがグランプリをお取りになれたのは意味が本人の努力があってのことだと思いますが、お母様の子育てがお上手だったのではないでしょうか。お母様は、ピアノの指導者としても素晴らしい方です。なぜなら、門下生の中から、全国大会に出場して金賞を受賞している人が多くおります。2015年に、当教室にゲスト演奏にお越し頂いた「竹山英理奈さんE級金賞受賞」も角野先生の門下生です。子供は、水をやり肥やしをやらないと育たないと思います。子供は、親、特に母親の育て方で、良くも悪くもなるように思います。育て方と言うより、親がどんな信念理念を持って生きているかで、子供が変わるように思います。角野隼人さんのお母様も、3人のお子様を東京大学に現役で合格させたお母様も、けして勉強を教えているわけでは無く、子供が自ら学びたくなる環境と、学びやすい環境を整えているだけのように思います。子供に成功体験をさせているお母様に共通していることは、信念を持っていると言うこと、周りに惑わせられることがない強い信念を持って子育てをしていることのように思います。他の人がこう言っているからとか、みんながやっているからとか、パラサイト的なところが無く、自分を信じて子供を支えているところが共通していると思います。私もそうですが、ピアノの指導者って孤独なんですよ。昨夜、当教室のオブザーバー精神分析家の向井先生と電話で話していたのですが、「精神分析家だって孤独だよ」と申しておりました。人間どれだけ孤独に耐えられるかなのかな。肝心な時は、いつも一人で孤独ですものね。選挙だって、自分が当選する為には、誰かを落とさなければならないし、おててつないで仲良くとはいかないのが世の中ですよね。世のため人の為になる仕事をする為に官僚になりたいと思えば、たくさん勉強して枠の中に入らなければならない。枠の中の人数は決まっているから、自分が枠の中に入る為には、たくさんの人を蹴落とさなければ入れない。医者になって病気で苦しんでいる人を助けたいと思えば、たくさん勉強して医学部に合格し医師国家試験に合格しなければならない。医学部は、合格させる人数が決まっているから、他の人を蹴飛ばして入ることになる。目的を達成する為には、目標を持ち、一つ一つ達成していく事です。目標を達成する為には、ブレないことです。信念を持つことです。子供が目的を達成する為には、子供が孤独と向き合い安心して邁進できる為には、母親の愛情で支えられていることが絶対必要条件です。子供は、母親に支えられていると言う安心感があるから、どんなに苦しくても、どんなに強固な壁でも登る勇気が湧き出るのです。どうぞ、お子様を、いっぱいの愛情で支えてあげてください。心から願っております。私が、ずーっと長くピアノを続けているのは、母がいたからじゃないかなとも思うのです。母にピアノを聞いて欲しかったし、母にピアノを褒めて欲しかったし、全校朝会や入学式、卒業式などで、全校生徒の前でピアノを弾いたり独唱するのを母に聴いて欲しかったし、ピアノが上手くなることで、母に頑張っていることを認めてもらいたかったと思うのです。しいては、自分の存在を認めてもらいたかったのではないかと思います。精神分析的な観点から見ると、子供は親から分離しなければ成長できないので、分離に失敗すると見捨てられ不安が残ったりする場合があったり、去勢不安が残ったりする場合があったり、エディプスコンプレックスが昇華出来ず、いつまでも親から離れなれない人もいるようです。精神分析的に言えば、私の場合は、分離不安を解消するための一つの手段としてピアノを頑張っていたと言うこともあると思います。子供にとって、親に見捨てられと言うことほど恐ろしいことはないですからね。見捨てられないように、自分の存在をわかってもらうように、音の出るピアノを弾いていたのかも知れませんね。だから、感情を込めて弾くのが得意だったのかも知れませんね。