高齢の方にピアノを教えていての悩み

高齢の方にピアノを教えていての悩み

ピアノは、脳をフルに使って弾く楽器ですので、毎週レッスンをさせて頂いておりますと、生徒さんの変化を感じることがあります。

指が動かなくなってきたり、楽譜を目で追うことができなくなり、どこを弾いているのかわからなくなってしまう方もおります。

隠れ脳梗塞や、初期の認知症は、自分で気がつくのが難しいと言われますが、生徒さんの中には、脳の検査をお受けになられた方が良いのではないかと思う方もおります。

が、言えません。

私は、脳ドックを受けております。

初めて脳ドックを受けた時は、何かあったらどうしようと不安でしたが、知らぬ間にボケるよりは良いかなと思い受けました。

脳ドックの他にも、目のドックも受けておりますし、かかりつけ医から勧められるオーダーメイドのドックを受けております。

私がドックを受ける理由は、ドックを受けていれば、よほどのことがない限り突然レッスンができなくなって生徒さんに迷惑をかけることがないようにと考えるからです。

それと、今は男性の看護師さんが多くなっているので、極力入院はしたくないからです。

男性の看護師さんに、お下の世話をされたり、手術後のお世話を受けるのには、正直なところ抵抗があります。

何でもかんでも男女平等が良いと言うものではないと思うのですが、世の中がジェンダーフリーの方向に動いているようなので、なるべくお世話にならないように自分で気をつけるしかないです。

ピアノを弾いていて、指が動きにくくなってきたように感じたり、ピアノを弾くのが億劫に感じることが増えてきたと感じる方は、脳ドックをお勧めします。

脳と心の健康の為にピアノを習っている方は、楽譜の通りに弾くことだけを考えるのではなく、表現豊かに演奏することを心がけると良いです。

ピアニストになったつもりで、思いっきり表現してみましょう。

脳と心の健康の為には、素敵なドレスを着て演奏するのも良いのです。