昨日は、日比谷にあるペヒシュタインのホールで、課題曲チャレンジに参加される生徒さんの動画の撮影を行いました。
撮影は、国際コンクールに参加されている方の動画を数多くされているプロの方にお願いしました。
前日に転んで顔面に怪我をされたとのことで、高校生の息子さんがお手伝いに来てくださいました。
私は、看護の勉強をしたことがあるのですが、怪我の様子だと入院治療が必要だったのではないかと思いました。
プロフェッショナルですよね。
「自分にしかできないことですから」と仰って2名の生徒さんの動画を撮影してくださいました。
息子さんは、お父様の仕事に対しての姿勢を見て、お父様のようにプロフェッショナルな責任感のある人に育つことでしょう。
私自身、「命がある限り休むな、約束したことは守れ」と言われて育ちましたので、感謝をすることしか出来ませんでした。
約束を守ることって、お約束したレッスンを休まないことって、決して簡単なことじゃないです。
約束を守る為には、日頃の体調管理がすっごく大切なのです。
病気にならないようにすること。
コロナが始まってからは、発熱や風邪症状の時は感染をさせないように、レッスンをお休みさせて頂くしかありませんでしたが、コロナ以前は発熱ぐらいでレッスンを休んだり、お約束したお仕事を休むことなんてありませんでした。
演奏の仕事は、休んだらすっごい迷惑をかけてしまうので、どんなに体調が悪くても、「休んでいいよ」とか「大丈夫」なんて誰も言ってくれません。
一度だけ体調を崩してしまった経験があるのですが、その時にスタッフから言われたのは「リハーサルもゲネプロもやらなくていいから、本番で演奏して」でした。
この演奏会を最後に演奏の仕事はやめました。
演奏の仕事と指導の仕事の二刀流は適当ができない私には無理と思い、指導の仕事に専念することにし、今に至っています。
私は体調を崩さない為に、どんなに暑い夏でも常温水しか飲みませんし、自宅の冷蔵庫に氷は有りません。
もしも、習っているピアノの先生が、しょっちゅうお約束したレッスンを休まれて振替レッスンをしょっちゅうされたらどうですか?
振替レッスンを行っているピアノ教室の先生は、先生がお休みした時も振替レッスンを行っていると思います。
振替レッスンを考えて、最近は月3回のお教室が多くなっているのではないでしょうか?
私は、そもそも約束を破るのが嫌なので、とは言え、昨日のように生徒さんに同行しなければならない時はレッスンが出来ませんので、お休みをさせて頂くしかないのですが、年に各曜日4回づつある第5週目に振替レッスンをさせて頂き、振替レッスンが出来なかった場合には、出来なかった分のレッスン料を年度末に返金させて頂いております。
レッスンは可能な限りコンスタントに行ったほうが、確実に上達しますから。
どうぞ、お子さんに親御さんの生き方を見せてあげてください。
子供は親を見て育ちますから。