ブルグミュラーコンクールファイナルの寸評で

ブルグミュラーコンクールファイナルの寸評で

ブルグミュラーコンクールに挑戦した小学5年生の生徒さん。

予選優秀賞。

ファイナル奨励賞でした。

審査員の先生の寸評に、

「倍音を聴きましょう」と言うものがありました。

ブルグミュラー25番レベルでも、倍音を教える必要があるのかと反省しました。

年長さんがピティナピアノコンペティションで飛び級で小学2年生以下のA1級に挑戦した時は、W先生からフィンガーペダルを使うように言われ、2箇所とも予選を通過し地区本選出場を果たしましたが、就学前のピアノを始めてまだ2年足らずの子供にそこまで教える必要があるのか疑問を感じています。

子供は子供の弾き方で良いのではないかと思います。

幼稚園生に、楽譜に書いていない演奏をさせるのです。

意味の説明もせずにです。

私が、倍音を意識するようになったのは、音楽高校に入学してからです。

倍音を意識するようになると、微妙な音の違いが気になってしょうがなくなり、頻繁にピアノの調律が必要になりました。

耳が敏感になると、オンとオフの切り替えができないと、しんどくなることもあります。

今は切り替えができるようになりましたが、二十代三十代中頃までは、しんどかったです。

良い演奏をする為には、音をよく聴くことは大切ですが、敏感になり過ぎると生活に支障が出てくることもあるので、難しいです。

完全な絶対音感を持っている人も、すべての音が音符に変換されますから、脳を休めるのが大変だと思いますよ。

私は、年齢に相応しい指導を行いたいと思います。