こんばんは。
ピアノ教師の結城美帆子です。
本日も、ブログにご訪問頂き誠に有難うございます。
本日は、童謡唱歌についてのお話です。
皆さんは、童謡と唱歌の違いをご存知でしょうか?
童謡は、子どもの感性と心を共感するための歌です。
唱歌は、それを歌うことによって日常生活の中で人として感じるべき・知っておくべき様々な言葉や感情、ものの見方や風景・情景等の共通認識を持たせるために作られた歌のジャンルです。
子ども時代にそれらを多く歌った人間ほど、世代を超えた他者と繋がるすべや共感力、コミュニケーション鍵束を持ち得るということです。
阪神大震災の折、瓦礫に埋もれ、眠ったら死んでしまうという極寒の中で、眠らせまいと救助の自衛隊が来るまで近所の人たちが日夜必死に唱歌を一緒に歌い続けたおかげで52時間後に生きたまま助けられた人がいたという事実、眠ってしまえば凍死するという命の瀬戸際に、誰が思いついたことか知りませんが、人の命を救うことに繋がっていたのは、その人達が世代を超えた「共に歌える歌」を持っていたからです。
今は、幼稚園や保育園、小中学校、特別支援学校でも、童謡や唱歌を歌わなくなっているようなので、せめてピアノのレッスンでは童謡唱歌を歌い伝えたいと思います。