ピアノを学ぶことは、音楽を学ぶことにあります。
音楽をよりよく、
より深く理解すること、
楽譜を読むことを知り、
音の美しさを感じ取り、
弾く楽しみがわかり、
音楽の良し悪しを判断し、
音楽について語る喜びを持つこと、
そしてより高い芸術の世界を理解することにより、
人格に豊かな感受性と高尚さを少しでも加え、
さらに豊かな交流をお互いの生活にもたらすこと、
ピアノを学ぶ真の目的とは、このようなものではないでしょうか。
一人でも多くの人がピアノを通じて音楽に触れる機会を持ち、ピアノの楽しさと喜びを知り、人生をより豊かに充実される機会を持たれるよう心から望んでやみません。
音楽の価値と効果とはいったい何なのか?
音楽に浸っている瞬間の恍惚とした感情、共鳴、心からの感動、そして身体中に満ち溢れる充実感、音楽の過ぎ去ったあとの充足した不思議に精神の高揚された状態、陶酔感などを、私たちはさまざまと思い浮かべることができます。
音楽のもたらすものは、私たちにとって安らぎであり、慰めであり、救いであり、そして喜びであり、楽しみであります。
音楽は人間の感受性に働きかけ、その心の奥まで浸透し、心情を揺さぶり、感情の世界を支配してしまうのです。
音楽は人間の幸福な生活を築くために欠かすことのできないものなのです。
なぜピアノを学ぶのか?
心と体を健康に保ち、より豊かな人生を送るためです。