高齢者にピアノを教えていて思う事。結城美帆子

高齢者による運転死亡事故が問題になっておりますが、運転免許の更新ができても、ピアノを教えていると高齢者の認知の衰えを感じます。

その理由は、間違った事がわからないのです。

間違って弾いた事が認識できないと直すことが難しくなります。

私は、まず生徒さんの演奏を聞きます。

次に「間違った事わかりますか?」と聞きます。

私がヒントを与えて自分の間違えに気がつける生徒さんは、正しく弾き直すことが可能ですが、気がつけない場合は難しく思います。

ピアノは簡単に弾けるものではないのです。

ピアノは、脳をフル回転させないと弾けない楽器なので、生徒さんの弾き方を観察していると脳のどの部分が衰えてきているのかがわかるのです。

高齢者になると、楽譜を目で追っていくことができなくなるようです。

「今どこを弾いているのかわからなくなっちゃった」とおっしゃる高齢の生徒さんが多いです。

実は、発達障害の子供も同じような症状があるのです。

なので、私は生徒がピアノを弾くとき、指し棒で楽譜を指してあげます。

脳って大事なんですね。

脳が動けているのは、心臓が脳に血液を送っているからです。

心臓を大事に致しましょう。