高田三郎

ピティナピアノコンペティションF級の近現代の課題曲に、高田三郎氏の作品が入っておりました。

高田三郎氏は、カトリック教会で歌われる典礼聖歌をたくさん作曲された方で、カトリックの信者でもあった方です。

信者さんじゃない方はわからないと思いますが、すごい方で、ローマ教皇様にも謁見されていたのではないかと思います。

コンペティションを受ける生徒さんが、高田三郎氏の作品を勉強することになり、指導をする為には自分自身も勉強する必要があるので、高田三郎氏の楽譜を引っ張り出して見直しております。

これまでは、典礼聖歌と歌曲集しか知らなかったのですが、色々な作品があることを知りました。

どれも日本人に馴染みやすい和声ですし、リズムもわかりやすい音楽です。

ただ、歌心がない方は、難しく感じるかもしれませんね。

曲を勉強しる時、作曲家の人となりを多少なりと知ると、その曲が出来た背景や作曲家の心に触れることで、より作曲家の心に想いを馳せた演奏ができるのではないかと思います。

私は、高田三郎氏の「命とは」や「縄」「くちなし」が好きで、リサイタルでは必ずプログラムに入れておりました。

ピアノを学ぶということは、音楽を学ぶことです。

音楽を学ぶということは、遠い国の遠い時代に生きた人の心に想いを馳せることです。

コンペティションに参加する目的は、音楽を深く学び、作曲家へ想いを馳せることで自らの心を育む為です。