ピアノ教師の結城美帆子です。
ブログにご訪問有難うございます。
今日は、「頑張らないピアノレッスン」についてです。
ピアノは、楽しむもので頑張るものでも努力するものでもないのではないかと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
私は、ピアノが好きだったから高校は音楽科を受験しましたし、音楽大学を受験しましたので、努力をしたとか頑張ったという感覚はないのです。
ピアノで努力とか、頑張るなんて言葉を使うようになったのは、生徒さんがコンクールに参加するようになってからのように思います。
音高音大受験生には、「頑張って」とか「努力」なんて言葉は使ったことがありません。
音高音大生は、音高音大に合格したいという明確な目標があるので、頑張ること努力することは当たり前で楽しいことなのではないかと思います。
私も努力をしなかったということではなく、音高音大受験の時は、ピアノの他に、聴音や視唱・楽典のレッスンも週2回レッスンを受けておりまし、先生からは「満点で入ってね」と言われておりましたので努力はしましたが、大変だったとか、苦しかったとか、辛かったということはありません。
コンクールは、競争意識を持ってしまうと、頑張るとか努力とかになってしまうのかもしれません。
競争ではなく、具体的な演奏目標を設定して力試しに参加されると良いと思います。
目標は、それぞれで良いと思います。
自分の練習時間を考えて目標を設定されると良いと思います。
誰もがピアニストのような演奏を目標にしなくても良いと思います。
ピティナピアノコンペティションの課題曲が弾けるようになって、コンペティションに参加できることを目標にしても良いと思います。
コンペティションの課題曲が弾けるようになることだけでも素晴らしいことですから。
練習時間がそれなりに確保できる方は、予選通過を目標にされるのも良いと思います。
私以外の先生とダブルでレッスンを受けることが可能で、たくさんの練習時間を確保できて、経済的にも大丈夫な方は、全国大会出場や全国大会入賞を目標にされるのも良いと思います。
ピアノは楽しむ為にあるのです。
努力を学ぶことではないと考えております。
明確かつ具体的な目標を設定してレッスンを受けると、楽しく続けられます。
ピアノを弾くことが楽しかったら、ご自宅でもピアノ弾いてくれると思います。
ご自宅でピアノを弾いてくれないのは(練習をしないのは)、練習できる環境が整っていないか、練習する時間が確保できないか、実力以上の曲を弾いているかです。
最後までお読み頂き有難うございました。