音高音大受験生。結城美帆子

以前は、音高音大受験生をメインに指導をしておりましたが、現在は趣味でピアノを楽しみたい方をメインに指導をしております。

茨城県には、県立水戸第三高校と県立松陽高校の音楽科を持つ高校がありますが、2校ともここ数年定員割れをしており、勉強が好きでない人が少しピアノが弾けるからと受験される人が多いとの事で、以前の様に聴音や新曲視唱ができなければ合格できないということはなく、無試験で入れる音楽大学もありますから、音高音大受験生の指導に魅力を感じなくなりましたので、音高音大受験生の指導をやめました。

しかし、音楽の勉強は楽器の演奏だけではなく、音楽理論や聴音・ソルフェージュなど学ばなければならないことがたくさんあるので、けっこう大変なのです。

運良く、聖徳音楽大学や上野学園大学・洗足音楽大学・昭和音楽大学・東邦音楽大学など三流の音楽大学に推薦で合格できても、授業についていけなかったり、経済的な理由で退学をしてしまう人が多い様です。

なぜ、三流というかと申しますと、私が受験生だった頃は、東京藝術大学が一流で、武蔵野音楽大学・東京音楽大学・国立音楽大学は試験日が同じ日だったので3校のうちのどれか1校しか受けることができなかったので二流といわれ、桐朋音楽大学は試験日は3校と違っていたのですが、別格で、武蔵野音楽大学・東京音楽大学・国立音楽大学・桐朋音楽大学を二流と言ってました。その他を三流と言ってました。今はわかりませんが。

ピアノの先生って資格があるわけではないので、ピアノを教えたいと思って生徒が集まればピアノの先生ですから、音楽大学で勉強をしていなくてもピアノの先生になれますし、何も高いお金を払って音楽大学に行かなくても良いのではないかと思います。

でも、ピアノを教えるのって、そんなに簡単なことではないですよ。

結果として、ピアノは習ったけど弾ける様にならなくて初級程度でやめてしまう人が多いのではないかと思います。

ピアノは、入り口は入りやすいけど、簡単に弾ける様になるものではないのです。

聴音やソルフェージュ・コーリューブンゲンなど音楽の基礎を生んでいない人には、音楽の難しさはわからないのではないでしょうか?

コーリューブンゲンは、大変でしたが、コーリューブンゲンでリズム感や音程を正しくとることなど音楽の基礎力を身につけられたと思います。

趣味と専門に学ぶ違いは、コーリューブンゲンをきちんと学んでいるかではないかと思います。

コーリューブンゲンは、正確なリズムで正確な音程で歌うことで、基本的に声楽の先生が指導しますが、ピアノ専攻の人も管楽器や弦楽器・作曲・楽理、音楽高校音楽大学で学ぶすべての生徒が共通で学ぶことで、私が通っていた音楽高校は個人レッスンでした。

音高音大受験生は減る一方ですが、ピティナピアノコンペティションの参加者は毎年増えている様です。

全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)は、ピアノを学ぶ人のレベルアップを考えている様で、そのために指導者の指導力をアップさせるために指導者賞なるものも出しておりますが、どんなに頑張って練習をしてもセンスがない人はコンペティションで予選落ちしてしまいます。

コンペティションで上位になるには、練習できる家庭環境がなければ無理です。

本人のやる気だけで上位に入るのは無理です

コンペティションで上位に入るには、本人の音楽的な素質と家庭環境と指導力の三つが揃って運が良ければという感じではないかと思います。

全国大会出場を目指す方や全国大会で上位を目指す方は、親の努力が一番必要ではないかと思います。

ピアノだけではなく、バレエや体操テニスなどスポーツでも、トップを目指している人は、親がすごい努力をしている様です。

私は、お互いに無理をすることなく、ピアノを楽しみたい人にピアノを教え続けたいと思います。

音楽は、心を豊かにするためにあると思います。

コンペティションに参加して、緊張して食事ができなくなったり過呼吸になるのはおかしいと思います。

コンペティションへ参加する目的は、他者と争うことではなく、音楽をより深く学び自分を成長させるためにあると私は思っております。