音楽基礎を教えるのって一番難しい。結城美帆子

まずは、拍子が正しく打てることが必要なのですが、一番難しいことかも知れません。

声楽で「浜辺の歌」のレッスンを受けた時、先生から「無理だわ、やめましょう」と言われたことがあります。

「浜辺の歌」は、八分の六拍子なので二つ振りなのですが、リズムがうまく出来なかったのです。

数年経ってから、何が出来なくて先生から「無理だわ、やめましょう」って言われたのかがわかりました。

けっこう時間がかかりました。

正確8分音符を6つ打つことができていなかったのです。

流れてしまっていたのです。

きちんと出来るようになるのに10年以上かかりました。

生徒さんの中にも、四分音符を正確に2つに割れない方がおりますが、おそらく生徒さんは何が違っているのかがわからないのではないかと思います。

コンペティションに参加している生徒さんでも、8分音符と16分音符のリズムが正確に出来ない方がおります。

正確に2つに割ることが出来ないのです。

でも、自分では出来ていると思っているので、直すのが難しいのです。

私が「浜辺の歌」を直した方法は、8分音符をひたすら打ちながら正確にリズムが打てるように練習して、納得が出来る演奏が出来るようになるまでに10年以上かかったのです。

でも、このおかげて、すべての8分の6拍子の曲は怖くなくなりました。

ショパンのワルツのレッスンを受けた時も、先生から同じようなことを言われてコンプレックスを持っていたのですが、浜辺の歌もショパンのワルツも原因は同じだったので、浜辺の歌が出来るようになったらショパンのワルツも出来るようになりました。

出来ない時、悩んだ時は、とにかく基本に帰ることです。

と、いつも思って頑張っております。