音楽の力。結城美帆子

私の教室には、色々な個性の方々がレッスンにお越しになっております。一般的に申し上げれば障がい者と言われる方々もおります。私の母も障がい者の一人です。コミュニケーションが難しい人、歩くのが難しい人、言葉がなかなか出てこない人、耳が聞こえにくい人、目が見えない人、などなど、様々な方々が私と音楽でつながっているのです。母から音楽と言う賜物を頂いたから、出会えた方々なのです。「ピアノは練習するのが大変だから」と、敬遠する方がおりますが、「練習」と思うから大変と思うのであって、「練習」と思うのではなく「ピアノを弾くことを楽しむ」と思えないでしょうか?まずは、楽しむことが先で、弾けるようになってくれば「ピアノを弾きたい。上手に弾けるようになりたい。もっと上手に弾けるようになりたい。」と、おのずとピアノを弾くようになります。ピアノで音楽で、色々な人とつながることができます。人間は、孤独では生きていけないと言われておりますから。私は、音楽で人の輪をつないでいきたいと思うのです。コンクールも大切ですが、コンクールで上位になるために努力をすることも大切ですが、音楽は楽しむためのものです。音楽に苦しみは不要です。