障害者に30年以上携わって考えること

津久井やまゆり園の入所者45人殺傷事件が有り、

同じく津久井やまゆり園の職員による入所者への虐待と入所者25人への身体拘束が報じられました。

殺傷事件が起きた時、入所者への虐待もあったのではないかと想像しておりましたが、想像通りだったわけです。

障害者への支援は、きれいごとだけではできないのです。

30年以上前になりますが、介護の勉強をする為に第一級身体障害者施設に面接に行った時、施設長さんに「ここは動物園よりひどいですから」と言われました。

最初は、どういうことかわかりませんでしたが、施設で働き始めて一週間程で施設長さんが言っていた意味がわかりました。

知的障害者と精神障害者、知的障害者と精神障害者の両方の障害者、知的障害者と精神障害者と身体障害の3つの障害がある障害者、すごかったです。

夜間は50人の入所者に職員は2人でした。

私が働いていた施設では、身体拘束は有りませんでしたが、薬に量はすごかったです。

私の経験からは、知的障害者と認知症の人の介護は、きれいごとではできないと思います。

身体拘束はダメと言われているのに、身体拘束をする拘束帯を家族が購入し持参しないと預かってもらえないデイサービスやショートスティがたくさん有りました。

親を身体拘束する為に拘束帯を子供が購入することなど私は出来ませんでした。

私は障害がある人にもピアノを教えておりますが、残念ながら、全ての障害者にピアノを弾けるように教えられるわけではありません。

障害者施設や老人ホームでは、音楽療法を行っておりましたが、ピアノを弾けるようにレッスンするのと、音楽療法は、次元が違うように思う今日この頃です。

ピアノのレッスンは、ピアノを弾けるようにするのが目的です。

音楽療法は、リハビリ的な要素ですから、機能訓練が目的です。

老人ホームやデイサービスの施設で歌を歌ったりするのも、心肺機能を高めたり誤嚥性肺炎を予防する為のリハビリとして音楽療法を行っていると思います。

なぜなら、音楽療法という保険点数の加点はありません。

障害者と言っても、色々な障害があり、色々な障害者がおります。

支援と言いますが、支援は誰の為なのでしょうか?

特別支援クラスに通う生徒には、支援員がつきますが、支援を受ける子どもの為にいるのでしょうか?それとも支援を受ける子供がクラスに迷惑をかけないようにすることが目的で支援員はいるのでしょうか?

みんなが尊厳を持って生きられる社会になると良いですね。