障害者にも30年以上ピアノを教えて参りました。結城美帆子

障害者にピアノの個人レッスンをする他に、障害者の施設でも働いた経験もあり、たくさんの障害者を見てきました。

平成11年4月1日に精神薄弱から知的障害に変更されましたので、施設では精神薄弱の人たちもたくさん見てきました。

障害者にピアノを教え始めた頃は、特別支援学校に通っている精神薄弱のお子様やダウン症のお子様が多くレッスンに来ておりました。

自閉症とか発達障害とおっしゃってレッスンを申し込まれてくる方が増えたのは10年前くらいからです。

30年以上、多くの障害者を見てきて思うのは、医師の皆さんは正しい診断ができているのだろうかということです。

ダウン症は、知的障害も伴いますから、数字譜は可能でしたが、一般的な楽譜を読むことは難しかったので、バイエル上巻程度が限界でしたが、学習障害や自閉スペクトラム症など発達障害の方は、脳が凸凹しているだけのようなので、一人一人の生徒に合わせた指導を行えば、一般的な生徒と同じように上級レベルの曲が弾けるようになりますので、ピアノの指導の為には、正しい診断が必要なのです。

音楽療法は、目的と目標が違いますから、診断がなくても構わないのですが、ピアノを弾けるようにするレッスンを行う為には、生徒の状態を把握して行わないと、ピアノ嫌いにさせてしまうこともあるのです。

発達障害と言う言葉が一人歩きをしているような気がします。

私は医師では無いので法律上診断をする権利はありませんが、30年以上障害者を見てきて思うこともあります。

施設で多くの精神薄弱者を見てきましたが、精神薄弱の人と発達障害の人は会話をすれば、経験からですが、わかります。