障害者について思うこと。結城美帆子

私は、障害がある方にもピアノを教えております。

昨夜、私が所属しているある団体の総会があったのですが、障害者にとっては厳しい社会だなと思いました。

障害者になってみなければわからないことがたくさんあるようです。

介護をし始めてわかることがたくさんありました。

障害があっても安心して生きていける社会は、まだまだ遠いように思いました。

生まれながらに障害があり、支援を受けなければ生きていけない人もおります。

人生の途中で障害者になる人もおります。

人間は、意味があって生まれてきているのではないかと思うのです。

障害者から学ぶこともたくさんあります。

もっと障害者に優しい社会であれば、もっと障害者が安心して生きられる社会であるならば、障害がある子供は自分の個性を充分に伸ばすことができる教育を受けられるのではないかと思います。

障害者が安心して生きられる社会じゃないから、障害者を生み育てている親は、我が子の障害を認めようとしなかったり、挙げ句「死んでくれたら、、、」など思うようになるのではないでしょうか。

私は障害者に携わるようになって30年になりますが、色々な人を見てきました。

特別支援学校を卒業後すぐに障害者施設に入所してくる障害者が多かったです。

「悲しいな」と思いました。

施設に入れたら、月に一度も面会に来ない親もたくさんおりました。

「まだ、我が子を殺さないだけマシだよね」などと職員と話していたこともあります。

私は、発達障害者が危険人物だとは思っておりませんが、社会の中で生きていくためには、それ相応の教育は必要ではないかと思います。

自閉症スペクトラムの診断を受け特別支援クラスに通っている生徒さんで、レッスンをお引き受けした時には多動も有りましたが、3年を過ぎた現在は足をブラブラさせることもなくなり、楽譜を目で追いながら最後まで一人で弾くことも出来るようになり、「この曲楽しい」とか「この曲面白い、この曲好き」などとニコニコしながら自分の気持ちを言葉に出せるようになりました。

音楽は、ピアノは、自分の気持ちを出す手段になるので、自閉症の改善が期待できるのです。

ただし、一般的な生徒にするような教え込むようなレッスンをしてしまうと、自閉傾向が強くなるので注意が必要です。