障害者について。結城美帆子

私が、障害がある人にもピアノを教えているのは、障害があっても社会に出て自立して生きて欲しいと願うからです。自立して生きて行くということは、何らかの支援を受けながらでも、自分で稼いで食べて行くということです。ピアノは、生きる力を身に付けることが可能です。指導者との一対一のレッスンの中で、コミュニケーション能力を高めることも可能です。また、コンクールやコンペティションなどに参加することによって、成功体験を積み重ねることができ、目標を達成する方法を身に付けることも可能です。脳科学者の澤口俊之氏が「ピアノのレッスンは、ワーキングメモリをのばすことができるので、習い事でピアノのレッスンは一番良い」と言われてます。ワーキングメモリをのばすのに最適な時期は、4歳から7歳、遅くても8歳までともおっしゃってます。自閉症の子供は、3歳からが良いともおっしゃってます。ワーキングメモリとは、思考や判断などの際に必要な情報を一時的に保持処理する記憶機能の一種とされる作業記憶のこと。ワーキングメモリに関する研究成果は、自閉症やADHDへの理解を深め、指導方法を改善に導くのに有用であるともされている。