ピアノ教師の結城美帆子です。
本日もブログにご訪問頂き誠に有難うございます。
当教室では、就学前のお子様、小・中・高・大学生、特別な支援を必要とする支援級や特別支援学校で学ばれているお子様、社会人、高齢者の方まで、様々な方が学ばれています。
私の唯一の自慢は、「知的障害のお子さんでも、ピアノを弾けるように指導が出来る」と言うことです。
知的障害を伴う自閉スペクトラム症で支援級で学んでいる生徒さんの中には、ピティナピアノコンペティションやブルグミュラーコンクール・バッハコンクールに挑戦し、優秀賞や奨励賞などを受賞している生徒さんもおります。
障害者への指導は、定型発達の人よりも時間がかかるのは事実ですが、その子をみくびらず、信じて、諦めず、一つ一つのことに時間をかければ、彼らも応えてくれます。
ピアノのレッスンは、楽しく幸福な人生を送るためにあるのです。
私は、「音楽療法」という言葉が大嫌いです。
「療法」という言葉には、療法を行う人と受ける人が存在します。
音楽は平等です。
また、リハビリ療法には痛みや辛さが伴います。
音楽に痛みは辛さは不要です。
そもそも、老人ホームや障害者施設で、高齢者や障害者を対象に行われている音楽療法なるものは、誰を幸せにするために行っているのでしょうか?
音楽は、音楽療法なんて言わなくても、癒しになったり心を元気にしてくれるものです。
私は、イマイチ元気が欲しい時は、ラテン系の古澤巌さんのCDを聴きます。
お掃除をするときも同じです。
なんとなく心が落ち着かない時は、モーツァルトのピアノソナタを淡々と聴きます。
音楽とは、このようなものではないでしょうか?
音楽は、神様から平等に与えられた最高の賜物です。
ゆえに、障害があるという理由で、ピアノを習いたい方のレッスンを拒否してはならないのです。