障害は個性です。結城美帆子

私の教室には、一般の学校に通っている子供もいれば、特別支援学校に通っている子供や特別支援クラスに通っている子供、そして大人の生徒さんと、様々な方がレッスンに来ておりますが、基本的に教えることはみんな同じなのです。

障害があるから特別な教え方をしているとか、年配者だから基礎を教えないで曲だけ弾かせるなんていう教え方はしておりません。

ピアノが上手く弾けるようになる為にやらなければならないことは、健常者も障害者も年配者もみんな同じです。

発達障害だからといって、ピアノを弾くのに椅子に座っていられなければ座っていられるように指導します。

ADHDだからといって、不注意で「教則本を忘れてきたので教則本を貸してください」と言われても、お貸しすることはできませんし、教則本を忘れてきたらレッスンは出来ません。

子供は自分から発達障害の診断を受けに病院へ行きたいなんて言いませんから、親の意向で診断を受けに連れていかれるのではないかと思います。

発達障害の診断を受けても、これといった治療法はないのですが、発達障害の診断を受けると障害者手帳のようなものがいただけて金銭的な支援が受けられたりして、放課後デイサービスなども安い金額で受けられるのです。

発達障害の診断を受けると行政から色々な支援は受けられますが、障害者というレッテルを張ることになり、一度貼ってしまったレッテルは死ぬまで消えることはありません。

優生保護法や、らい予防法などもありましたから、発達障害支援法に私は疑問を感じております。

発達障害であったとしても、人間として心豊かに生きていければ良いのではないでしょうか。

当教室の発達障害なのかもしれない子供たちは、重度の知的障害を伴っていなければ、みんなと変わらず上手に弾けるようになっております。

健常の子供も発達障害の子供も、足を足台について良い姿勢で椅子に座ることが出来ないときは、足台を外したり椅子に座らせないで立ったままピアノを弾かせます。

発達障害だから良い姿勢で弾けないということはないです。

ピアノのレッスンは一対一なので、コミュニケーションの訓練もできます。