重度に近い知的障害者のピアノレッスン

重度に近い知的障害者のピアノレッスン

特別支援学校に通っている知的障害がある自閉症のお子さんや、精神薄弱で重度知的障害のお子さんにもピアノを教えており、これまでは、WISCの検査がで不可能な重度の知的障害のお子さんでも、自力で楽譜を読み自力で弾けるようになっているのですが、現在、悪戦苦闘の生徒さんがおります。

わかるようにしてあげられない。

線と間がわからない。

縦線と横線がわからない。

繰り返し毎日教えることで少しずつ覚えられると思うのですが、、、、、

諦めずに覚えるまで教え続けるしかないのですが、、、、、、

中度の知的障害で障害者枠で働いている生徒さんもおりますが、レッスンを始めて3ヶ月でバイエル上巻が終了し下巻に入りました。

この生徒さんは、漢字も書けます。

知的障害でもレベルの違いなのか?親がどれだけ手間暇かけて教えているか?生徒さんは様々です。

どうしたら解らせ、ピアノの楽しみをもたらすことができるか?

障害があるお子さんの場合は、親御さんの協力が必要で、協力次第とも言えます。

親御さんが、「この子はここまでかなー」と心の中で線引きをしてしまうと、子どもはわかるので、メンタルブロックをかけてしまうことになります。

お子さんを信じてあげてください。

言葉を発することができない生徒さんもおりましたが、心で会話ができました。

私は、愛犬のシェパードを訓練して警察犬の試験に合格させた経験がありますが、犬は言葉を喋れませんが、心は通じるのです。

親が本気で我が子に「ピアノが弾けるようになってほしい」と思えば、子どもはそれに応えようとします。

これまでたくさんの人にレッスンを行ってきましたが、障害の有無に関係なく可能性は無限大です。