趣味コースと専門コースは、習い始めから違います。結城美帆子

専門コースは、音楽高校や音楽大学を目指し、音楽を生業にする事を目的にしている人のコースです。ピティナピアノコンペティションは、趣味コースの方も専門コースの方も受けられます。「才能があったら専門コースに」とおっしゃる方が時々おりますが、ピアニストを目指す方は(ピアニストに育てたい親は)、習い始めからそれなりの覚悟を持って子供にピアノを習わせます。やらせてみて、見込みがないと判断したら趣味に変更するのです。ピアニストになるには、10歳からの10年〜15年が上限と言われているので、10年歳までに音楽の基礎を身につけ音楽的な感性も育っていないと難しいのです。オペラ歌手を目指す方の場合も、習い始めた時に持って生まれた声や素質がなければ無理です。ピアニストもオペラ歌手も努力だけでなれるものではありません。趣味コースは楽しむ事を目的にレッスンを行いますが、専門コースの方は楽しいと言う事はないと思いますし褒められるという事もないと思います。私は、ピアノの先生になる事を目的にレッスンを受け始めましたので、行きたいと思った音楽高校の音楽科の教諭をしていた先生に指導を受けておりました。ピアノを弾くのも歌を歌うのも好きでしたので、レッスンを受け始めました。音楽高校の入学試験には、聴音や新曲視唱もありましたので、すべてのレッスンを受けておりました。聴音や新曲視唱のレッスンは、楽しくなんかないですが、できないと入学できないので、頑張りました。専門コースは、好きなことだけやれば良いという事ではないのです。専門コースは、嫌な事や面白くない事も勉強しなければなりませんので、ただ、たんにピアノを楽しみたいと言う方は、趣味コースをお勧め致します。専門コースは、辛いこともたくさんあります。