認知症の第一人者、長谷川和夫先生が認知症になられた。
認知症の診断に使っている「長谷川式」を考案された先生です。
テレビ番組で長谷川先生の様子を見て、涙がこぼれました。
辛いですね。
認知症は、知識があっても防ぐことはできないということなのですね。
大きなショックを受けました。
多分、どんな病気も同じかも知れませんね。
医学は日進月歩進んでいるように思われますが、まだまだみたいですね。
デイサービスは、介護者の負担を軽減する為なのですね。
認知症は、本人がわからないことがわからないから救われると言ってましたが、認知症は周りの人が大変なのでしょうね。
国立がんセンターの初代総長も癌でお亡くなりになりました。
自分が研究してきた分野でお亡くなりになるというのは、どんなに無念だったことでしょう。
長谷川先生も、いかばかりかと思います。
尊厳を大事にして欲しいと願います。
母は脳梗塞による認知症でしたが、デイサービスの職員や医師・看護師、彼らの母への態度に何度腹立たしさを覚えたことか、認知症になったら尊厳などないと思いました。
母を介護している時、医療や福祉の仕事で日ごとの糧を得ている人たちは、たえず相手の立場で物事を考えられる人になって欲しいと思いました。
自分の母親がボケ老人扱いされているのを黙って見ていることしかできないことが辛かったです。
なぜなら、ちょっとでも意見を言うと治療の途中でも退院を言われたり、デイサービスを断られたりするのです。
ボケ老人を介護している家族は辛いです。
長谷川和夫先生は、ご自分が認知症になられて認知症の人のお気持ちがお分かりになられてようですから、良かったと思います。
家族は辛いですよ。
介護が辛いということではないのです。
医療や福祉関係の人から精神的に追い詰められるのです。
これが辛かったです。
母を看取って二年が過ぎても、まだトラウマになっております。