角野美智子先生の著書を読んで

数年前に、角野美智子先生の門下生で、ピティナピアノコンペティションE級全国大会金賞を受賞された当時は小学6年生だった竹山さんが、当教室の発表会にお越しくださり、演奏を披露してくださいました。

ピティナピアノコンペティション全国大会金賞の演奏を聴かせて頂き、親御さんから、色々な感想があり、色々な意見を頂きました。

私としては、東京室の生徒の皆さんにも上を目指して欲しいと言う気持ちがあり、ピティナの事務局長にお願いして、ピティナピアノコンペティション全国大会で金賞を受賞された竹山さんと東京芸大ピアノ科の二年生だった東海林さんのお二人にお越し頂き、演奏を聴かせて頂いたのですが、当教室の生徒さんと親御さんの反応は、私が想像していたものとは違っていたように思いました。

親御さんの意見で、一番多かったのは、当時は小学六年生だったということもあると思うのですが、「ピアノを楽しんでいるようには思えなかった、うちの子にはピアノを楽しんでもらいたい」と言うもので、ピティナピアノコンペティションに参加して頑張りたいという生徒さんは増えなかったのです。

東京室の親御さんの中には、ピティナピアノコンペティションに参加して、成功できなかったら子供が可哀想だからとおっしゃる方もおりましたが、もっと自分の子供を信じてあげて欲しいと思いました。

人生は失敗することだってあります。

失敗しても、立ち直ることができれば良いと思います。

人間は、失敗して大きく成長していくのではないでしょうか?

大人になってから初めて失敗の経験をすると立ち直るのが難しく、自殺に追い込まれてしまう人だっております。

失敗は、子供の時に経験させたほうが良いと思ってます。

子供を信じてチャレンジされてあげて欲しいと思います。

親は、見守りサポートをしてあげれば良いのです。

東海林さんは、ピティナピアノコンペティション特級にチャレンジされセミファイナリストになられたこともあり、現在はピアニストとしてご活躍させております。

私は、生徒の皆さんには、本物の生の演奏を聴いて欲しいと思っております。

自分と同じ人間が弾いていると言うことを実感して欲しいのです。

そして、努力をすれば、自分もあのような演奏ができるということを知って欲しいと思うのです。

導入の指導は、角野美智子先生と渡部由記子先生には違いがありますが、渡部由記子先生にレッスンを受けに来る生徒さんは最初からピティナピアノコンペティション全国大会出場と言う具体的で明確な目標があるからで、角野美智子先生の生徒さんはその前の段階だからではないかと思います。

小さいお子さんの場合、本人はコンクールがどういうものなのかは知りませんので、渡部由記子先生のレッスンは親御さんの目標なのかもしれません。

渡部由記子先生の著書には、「親次第」とあります。

角野美智子先生の著書には、「親次第」と言う言葉はありませんが、親のあり方が書いてあり、結構大変ではないかと思います。

渡部由記子先生は、50年近くのご経験からだと思いますが、我が子の為に親がすべきことを具体的かつ明確に言ってくださるので、わかりやすくて良いと思います。

親が自分の子供の特性を見極められればそれに越したことはないですが、自分の子供を客観的に見るのは難しいのではないでしょうか?

自分の子供の発達障害を受け入れなれない親御さんもいるのではないでしょうか?

発達障害のお子さんは、そもそも聞こえ方や見え方が一般のお子さんとは違うので、一般の子供が違うと思っても、発達障害のお子さんは違うことが理解できないことがたくさんありますし、発達障害のお子さんは、言語化することが苦手で非常に時間を要するので、角野美智子先生のお考えでの指導は難しいように思いました。

発達障害のお子さんが、自分の気持ちを言語化するのはすごく大変なことなのですが、重要なことなので、私は時間がかかっても、発達障害の有り無し関係無く、レッスンでは自分の気持ちや意見を言葉で喋ってもらうようにしております。

角野美智子先生の著書に書いてあるように、お家では、親御さんがピアノを楽しむことが大切と思いますので、どうぞ、お子さんとご一緒にピアノを弾いて楽しんでください。

導入期程度の曲であれば、経験がない方でも弾けると思います。

一緒に弾いて、親御さんが時々間違えて弾いてあげると良いと思います。

角野美智子先生の著書にも書かれておりましたが、親御さんの弾くピアノの間違いにお子さんが気づいて、親御さんが弾いたのをお子さんが直すようになったら最高ですね。

そしたら、お子さんは、得意になりますよ。