発達障害のお子様も習えるピアノ教室

発達障害のお子様も習えるピアノ教室

自閉症年長さんの体験レッスンがありました。

支援学級への入学を勧められたそうですが、親御さんのご意向で通級に通われるとのことです。

私が拝見した限りにおいてですが、自閉症の特性は見られましたが、私が申し上げた個数を数えることができましたし、数字も読めましたので、コミュニケーションも可能でした。

本人がピアノを弾きたがっている雰囲気でしたので、「ピアノを弾いてみる?」と申し上げましたら、一人でピアノの椅子に座り両手で弾き始めました。

「黒いところを弾いてみようか」と指示をすれば黒い鍵盤を弾き、「白い鍵盤を弾いてみようか」と指示をすれば白い鍵盤を弾きましたので、お話を聞くことも出来ました。

どの子供も可能性は無限大です。

指導者は、子供の可能性をいかに引き出せるかです。

「この子はこの程度」と線引きをしてはいけないです。

特に自閉症の子は、ラカンの精神分析で言えば、主体を出せないでいる状態と言われるので、主体を引き出してあげれば良いのです。

医師は、心理士が行う知能検査や発達検査から診断をすると思いますが、これまで50名以上の自閉症発達障害の子供にピアノを教えてきて思うのは、検査の結果だけで子供の能力が全てわかるわけではないと思います。

その子に合った支援ということで、支援学級や特別支援学校というものがあると思うのですが、そもそも教育の目的とは何なのか?をよーく考えて我が子の進学先を考えた方が良いと思います。

支援学級や特別支援学校で学ぶと、内申点が付きませんから、高校進学で不利になります。

学校の支援員から、薬の服用を勧められている生徒さんもおりますが、薬を服用すればおとなしくなり支援がしやすくなるからで、子供の幸せを考えてのことではないような気がします。

その子の幸せのために本当に必要な薬であれば服用させても構わないと思いますが、大人の都合で服用させるのは反対です。

長年の指導経験からですが、私は、発達障害はピアノのレッスンで改善できると思っています。

実際に、私が指導を行っている発達障害の生徒さんのWISCの検査の数値が20〜30程度高くなっているからです。

自閉症の特性があっても医師になられた人もおり、自閉症発達障害だから支援を受けなければ生きていけないということはないと思っています。

私は、ピアノを指導する上で一般的なお子さんも発達障害のお子さんも関係ありません。

どの生徒も、みんなそれぞれの個性が有り特性が有ります。

指導者は、一人ひとりの個性や特性を見極め、どのように導けばこの子たちにピアノの楽しさを伝えることができるかを考え、ピアノのレッスンが人生において心の糧となるようなレッスンを実践していくことです。

ピアノのレッスンが人生において心の糧になること、そして生きる力になることが、私がピアノを指導する最大の目的です。

結城美帆子ピアノ教室では、幼児〜熟年の方まで初心者の方を募集しています。

障害がある方へのレッスンは一般的な生徒さんよりも手間がかかり、障害者のレッスン料金を一般の生徒さんより高くしているお教室がありますが、結城美帆子ピアノ教室では同じレッスン料金で行っております。

結城美帆子ピアノ教室のレッスンを受けてみたいと思われた方は、ぜひ体験レッスンにお越しください。

入会は自由ですので、お気軽にどうぞ!