自閉症児のレッスン。結城美帆子

指導者が望んだ通りのことができたとしても、生徒自身が主体的にできたわけではない場合があるので注意を要します。自閉症児の「できた」や「頑張った」とか言う言葉に意味は無く、自閉症児にあるのは他者の反応のみのような気がします。主体が無いのです。自閉症児は、私(指導者)を鏡のように見ているのでは無いかと思うのです。私(指導者)の反応によって動くだけで、正しいとか間違ったとかの概念は無いように感じるのです。まるで、自らが出来の良いあやつり人形になろうとしているかのようにさえ思えるのです。自閉症児の主体を引き出すにはどうすれば良いのであろうか?彼らは、私(指導者)が彼らの後ろに回って見えなくなったり、彼らの言葉に反応しなくなると不安になるようです。自閉症児の指導は、いかに主体を引き出せるかが大きな課題のように思います。