自閉症スペクトラムの年長のお子様のレッスンがありました。結城美帆子

当教室には、自閉症スペクトラムのお子様が数名おります。自閉症スペクトラムのお子様は、共通している特徴があります。レッスンが終わりレッスン室を出ると、お母様に「頑張った?」とか、「良くできた?」とか聞くのです。健常のお子様は、この様に親に聞くことはありません。健常のお子様は、頑張った時は誇らしげにレッスン室を出て行きますし、良くできた時も私に褒められて大きな花丸をもらった時も親に聞くことなく喜びの表情を見せてくれます。ある程度弾ける様になってきた自閉症スペクトラムのお子様は、皆さん共通して、新しい曲に入った時、まだ弾いていないし、どんな曲かもわからないのに「難しい」と言います。自閉症スペクトラムのお子様の「難しい」や「できない」と言う言葉の意味が健常のお子様とは異なるようで、健常のお子様が「難しい」とか「できない」と言う時は、やってみて思うことなのですが、自閉症スペクトラムのお子様の場合は、やる前に言うので、彼らには出来たことだけがマルで出来たと言うことのようなので、新しい曲は最初は出来ておりませんから「できない」と言うことになるようです。自閉症スペクトラムのお子様は、マルかバツかで途中経過が想像できないように思うのです。マルバツも他者を返してじゃないと判断しているので、マルの場合でも自分で心から喜ぶと言うことがないように思えます。まるで感情がないように思えます。泣いたり笑ったりはしてますが、健常のお子様の喜怒哀楽を表現しているのとは違うように思うのです。