自閉症スペクトラムの小学1年生男の子のレッスンで感じた事。結城美帆子

ピティナピアノステップを始めて受ける予定で、課題曲のレッスンをしております。できないと思う事や、嫌な事を避けようとします。健常の子でも小さい子供は、同じように、できないと思う事や、自信がない事、褒められない事は、挑戦しようとせず、避けようとする子もおります。健常の子は、自分で「避けては通れない」と自分で自覚するまで待つしかないと思うのですが、たとえ子供であっても、ピアノのレッスンは義務ではないので、自己責任で良いのではないかと思います。指導者が、無理やりやらせようと思っても、本人にやる気がなければ、どうする事もできません。やるもやらないも本人次第です。発達障害の子供の場合は、なるべく早期に、自分を抑制する方法、律する方法を身につけさせておかないと、社会生活ができなくなる可能性があると思うのです。新幹線の中で人を殺してしまった人も発達障害でした。障害は個性と言う人がおりますが、個性を尊重し、個性を育てれば良いのでしょうか?健常の子供も、障害がある子供も、教育の一つの目的は、社会生活ができるようにする事ではないでしょうか。時には、我慢をしなければならなかったり、嫌な事でもやらなければならない事があると言う事を教えることも必要なのではないでしょうか?自分を自分で抑制できないで事件を起こしてしまった場合、精神病院の保護室に隔離入院させられるか、刑務所に入れられるか、いずれにせよ自由は剥奪されるでしょう。これまでの判例では、発達障害者は責任能力ありとされ、死刑判決もありました。荒川沖駅の無差別殺人事件の元死刑囚は、広汎性発達障害でした。彼の死刑執行は、早かったです。お互いの幸せのために、なるべく早いうちに、何でもかんでも自分の思い通りにはならないと言う事を自覚させ、社会の中で生きて行く為には、どうすれば良いかを教えましょう。私は、ピアノのレッスンで、なるべく感情が出せるようにしております。色々な感情を経験し、どうすれば良いのかを考えさせるようにしております。自閉症の子供は、主体がないため(向井先生は、無いのではなく出せないだけと言います)相手の様子を見て、あたかも自分の考えのように言いますので、本物の考えかどうか見極めることが重要です。向井先生は、難しいけど、主体を出させるようにしてあげると良いと申します。難しいです。自閉症の子供のレッスンは、健常者のレッスンと比べると非常に神経を使うので、一人のレッスンが終わるとヘトヘトになってしまうので、1日お一人しかできないのです。私がもう少し若くてパワーがあれば良いのですが、歳には勝てませんね。でも、自閉症の生徒さんが、健常の生徒さんと同じコンクールに参加して賞をいただいたりすると、パワーになり「頑張って教えよう」と言う気持ちになります。生徒さんの成長は、大きな励みになります。ファイトです。