自閉症スペクトラムのお子様のピアノのレッスン。結城美帆子

「ドレミを歌いながらピアノを弾きましょう」と、言いましたら、お口を強く閉じてしまいました。この子は、ドレミを言いながらピアノを弾くのは、絶対嫌だと、私に訴えたのです。自分の気持ちを訴えることができることは素晴らしいことなのです。言葉で訴えることができるようになると、もっと素晴らしいのですが。私は多数の自閉症スペクトラムのお子様をレッスンしておりますが、一対一と言う特殊なピアノのレッスンの関係の中で、自己主張ができるようになり、他者の話も聞くことができるようになり、コミュニケーションが図れるようになっております。私が、自閉症スペクトラムのお子様にピアノを教えている理由は、ピアノのレッスンを通して、他者とコミュニケーションが図れるようになり、ピアノが弾けるようになることにより自分に自信が持てるようになり、援助を受けながらでも、自分の人生を生きられるようになって頂きたいからです。