自閉症スペクトラムについて。結城美帆子

ピアノは、健常者でも簡単に弾けるようになるものではありませんので、障害があるお子様の場合は、相当大変だと思います。本人の努力も大変ですが、親の努力も大変です。指導者も相当努力と根気を必要とします。健常者であれば先が見えるのですが、障害者の場合は、なかなか先が見えてこないのです。見えてきたかなと思ったところでレッスンをやめられてしまうと指導意欲も下がりますので、障害者を指導する場合は、モチベーションを維持させることも大変なのです。本人に興味があり、親に覚悟ができてからお連れ頂きたいと思います。やる気がある方に対しては、一生懸命指導しますが、やってみて考えると言う方に対しては、やるべきことをやるだけです。ピアノが上手くなりたい、ピアノが上手な子に育てたい、と本気で願っている人に対しては、こちらも真剣に指導しますよね、本気と本気が相乗効果を生み出しますからね。若い頃は、いつも一生懸命でしたが、今は相手を見るようになりました。一生懸命の人、本気の人を見極めてレッスンをしておりますので、モチベーションが下がると言うことはなくなりました。