知的遅れがある自閉スペクトラム症で支援級で学んでいる中学生の生徒さんが、ブルグミュラーコンクールの予選を通過できました。
これまでも、ピティナピアノコンペティションやブルグミュラーコンクールで、障害がある生徒さんでも予選通過をしている方はおりましたが、知的遅れがある自閉スペクトラム症の生徒さんの予選通過は初めてなので嬉しいなんてもんじゃないです。
親御さんから、「通過できました」とLINEを頂いた時は、感無量で久しぶりの涙を流しました。
理解させること、解らせることが、本当に大変なのです。
自閉症者は、見えないものを理解することが非常に困難なので、ブルグミュラーコンクールのような音楽性と表現力が評価されるロマン派の曲は特に難しいのです。
ブルグミュラーコンクールは、予選通過ラインも高いので、ほぼ完璧状態に仕上げないといけませんし、どのように導いたら通過できる演奏ができるようになるか考えて考えて眠れない日も多々ありました。
結果はどうあれ努力することが大切と言いますが、やはり目標を達成する経験をさせてあげることは必要と思います。
「たかがピアノくらいで、、、、、」とおっしゃる方もいるとは思いますが、私はどんな時も命懸けで指導をしています。
やっぱり結果を出させてあげたいです。
ピアノは、目標を持って継続して学び続ければ、ピアノが得意と言えるようになります。
一つでも得意なものがあれば、自信を持って生きていけますし、ピアノを通して生涯のお友達もできます。
ピアノを通して、色々な人と繋がることができます。
楽しく幸福な人生を送れます。
ファイナルも頑張りましょう!
来週ブルグミュラーコンクールを受ける生徒さんも頑張りましょう!