自閉スペクトラム症ピアノのレッスン。結城美帆子

自閉症の子供は、言葉の意味がわからないでしゃべる時があるので、私のレッスンではおうむ返しの症状がなるべく出ないように、そして言葉の意味を理解させたいと考えておりますので、良く出来ている時は、日本語ではなくイタリア語で褒めるようにしております。

おそらく、レッスン室以外では聞いた事がない言葉の為か、何の反応もせず、おうむ返しもしません。

昨日、小学3年生自閉スペクトラム症のお子さんのレッスンが有り、「今日は、ピアノのレッスンに来る前にどこかへ行きましたか?」と、聞きましたら「デイ」と、お答えになりました。

想像ですが、親御さんが、お子さんの前で、放課後デイサービスのことを「デイ」と言っているのではないかと思います。

言葉を省略しないで使うようにしないと、自閉スペクトラム症の子供は、いつまでたっても、自分の気持ちを他者に伝える事が出来ないと思います。

脳科学者の久保田競氏は、幼児でも幼児語は使わないほうが良いと著書に書かれております。

言葉は、正しく教えましょう。

言葉は、自分の考えを伝える手段の一つですから、正しく使えないと自分の気持ちをわかってもらえません。