自閉スペクトラム症の生徒のレッスン

特別支援クラスに通う小学四年生です。

バイエル78番が仕上がり、昨日は、イ長調音階に入りました。

私「今までお勉強した音階を覚えているかな?」

生徒「・・・・」

私「忘れてしまったら、忘れました、と言いましょうね。」

生徒「「忘れました」

私「一番最初に出てきた音階は、ハ長調音階でした。ハ長調音階を弾いてください。忘れてしまったら、教本のどこで勉強したか探しましょう。」

ト長調、ニ長調と、教本で探して復習をした後、シャープが3個つくイ長調音階になります。

私「イ長調は、どこに何が付いているかな」

生徒「シャープ」

私「どこについているかな?」

生徒「ド」

私「順番に言えるかな?」

生徒「・・・・」

私「一番左に書いてあるシャープは何の音かな?」

生徒「・・・・」

譜読みが出来なくなっていたので、もう一度五線から教えて、線と間を教えて、ト音記号の第五線の音符はファと言うことを確認させて、、、、、、

やっと、イ長調音階を弾けるようになったところで、50分のレッスン時間が終了してしまい、課題の譜読みのレッスンができなかったので、今週の課題を出せませんでした。

自閉スペクトラム症の人は、言葉の理解が難しいので、理解できるように導くのにすごく時間がかかります。

「これはイ長調で、シャープがファとドとソにつき、ラの音から弾きます。指使いは、ハ長調・ト長調・ニ長調と同じです。」

と言うような教え方もありますし、こちらの方が時間もかかりませんし、生徒さんは言われた通りに指を動かすことは可能ですが、自分で考えないで指導者に言われた通りに指を動かして音を出すだけでは、音階を理解して弾いているとは言えず、毎回同じことを言わなければ生徒はピアノを弾くことができませんので、自分で考えて答えを導き出せるように教えております。

自閉スペクトラム症の生徒さんの特徴は、質問の意味や、何を質問されているかがわからないということが多いようなので、何を答えていいのかわからないようです。

結果、トンチンカンな答えをすることが多いので、まずは他者の話を正確に聞くことができ正確に理解できるようにすることが重要ではないかと思います。