自閉スペクトラム症の生徒さんのレッスンで

暗譜で弾かせた時、目の動きに不自然さを感じたので、

「今、どこを見て弾きましたか?」と聞きましたら、

生徒さんは、譜面台を指で指しました。

「どうして譜面台を見て弾いたの?」と聞きましたら、

緘黙してしまったので、

「もしかして、譜面台を見て弾かなければいけないと思っているの?」と聞きましたら、

「うん」とお答えになりました。

ブルグミュラー25番の1番を弾いたので、手を見なければ弾けないところもあるのですが、最初に「ピアノは手を見ないで弾くのですよ」と教えているので、それでもブルグミュラーは手を見ないと弾けないところもある為、手を見たのが私に分からないように考えて弾いたようです。

一般的な生徒さんは、上手くいかない時などは「ここは手を見て弾いてもいいですか?」と質問してくる生徒さんもおりますが、多くの生徒さんは臨機応変な対応ができるようで、自然に覚えられるのですが、発達障害者は、臨機応変ができないようなので、指導者が発達障害の有無を見極めて指導することが重要になります。

IQ知能指数が80以上ですと、一般の学校の一般のクラスに通いますから、親も自分の子供の発達障害に気づいていない場合も多々あります。

40年以上たくさんの人にピアノを教えてきた経験値でわかることもたくさんあります。

発達障害が疑われた場合でも、特性を見極め、生徒さんがピアノが上手く弾けるように指導をすることが私の仕事ですから、現在は私から何かを申し上げることはいたしません。

親御さんから発達障害の相談をされた場合は、相談に乗ります。

私は、発達障害に薬を服用させるのは反対なので、薬を服用しないのであれば、医療機関を受診する必要はないと思います。

行政の支援を受けたい方は医師の診断書が必要ですから受診するしかないですが、現在は発達障害の治療は、親が楽する為に子供に薬を飲ませるだけです。

認知症の介護が大変だからと、介護の負担を軽減する為に、認知症の人に精神安定剤や睡眠薬を飲ませるようなものです。

私は、本人の為の薬以外は飲ませることに反対です。

医者に言われたことを鵜呑みにするのは危険です。

お子様の幸せを考え、わからないことは質問し、よくよく考えて判断しましょう。