自閉スペクトラム症の方のピアノのレッスンについて。

IQ(知能指数)が80以上の高機能自閉症やアスペルガー型自閉症お子さんは、

支援クラスを勧められたり特別支援学校を勧められることもなく、

親御さんが専門の病院の医師に相談に行くこともないと思いますので、

診断は法律上医師しかできませんから、

このような方は、

私の30年の経験値と症状や仕草などから「もしかして自閉症かもしれない」と思うだけですが、

彼らに、

一般的なお子さんと同じ対応で同じ教え方をすると、

彼らは意味の世界に入ることがないので、

表面だけを必死に真似をしますから、

真似ができなくなるレベルになると弾けなくなります。

知的レベルではわからないということではないのですが、

彼らには、

見え方や違うようで、

感じ方も違うように思います。

原因は、

脳にあるのではないかと思います。

人間の脳は

不思議ですね。

自閉症のピアニスト野田あすかさんは、

宮崎大学に入学しているわけですから、

知的障害はなかったはずです。

22歳の時に、

広汎性発達障害と医師の診断を受けたとのことです。

自閉スペクトラム症の全ての方が、

野田あすかさんのように弾けるようになれるわけではありません、

自閉スペクトラム症のお子さんを育てている親御さんの中には、

うちの子もやればできると思っていらっしゃる方もいるようにお見受けする時があるので、

過大な期待をもたせてしまうようなマスコミや行政の宣伝は、

如何なものかと思います。

私は、

知的障害を伴わない高機能自閉症やアスペルガー型自閉症のお子様は、

一般的なお子さんと同じコンクールで、

ファイナルや地区本選・全国大会などへ出場させることは可能で、

これまで、

ピティナピアノコンペティションにおいては、

数名の生徒さんが地区本選に出場しております。

ピティナピアノコンペティションで地区本選に出場するのは、

三分の一しか地区本選に進めませんから

すごく大変なことなのです。

健常のお子さんでも、

すごく大変なのです。

全国大会は、

茨城県と栃木県で1名しか行けませんから、

これまた、

すっごく大変なことなのです。