自立して生きていける障害者と自立は難しい障害者。結城美帆子

60歳になる知的障害を伴う自閉症の生徒さんがおります。

彼女は、てんかんもある為、発表会には参加されませんが、もう20年近くレッスンに通って来てくださっておりますので、ショパンの幻想即興曲やドビュッシーの月の光などを好んで弾かれます。

就労支援施設の通われて、数年前にお父様を亡くされて、現在は80歳近くになるお母様とお二人で暮らしております。

お母様の体調がよろしくないようで、ご入院をされたとのことです。

いつも、お兄様がピアノのレッスンに連れてきてくださっていたのですが、お兄様にもご家庭がありますから、ピアノを続けるのは難しいかもしれませんね。

施設へ入所したら、ピアノを弾いたりレッスンに来るのは難しいでしょうから、ピアノを続けるのは難しいでしょうね。

施設へ入所しても、ピアノを弾き続けて欲しいと願っておりますが、すべての施設にピアノがあるわけではないですし、ピアノがあっても自由に弾かせてくれるとは限りませんからね。

なんか、やるせない気持ちです。

親が元気なうちは親が子供の面倒を見られるので家で生活ができると思いますが、親が歳を取り子供の面倒を見ることができなくなったら、自立が難しい人は施設へ入所するしかないみたいですね。

兄弟姉妹がいても、それぞれ家庭を持てば、面倒を見るのは難しいでしょうね。

子供の将来を考えると、集団生活に慣れされておいたほうが、幸せかもしれませんね。