脳梗塞の再発で母を筑波大学附属病院に入院させて思った事。結城美帆子

大学病院は、研究と教育のための病院だから仕方がないかも知れませんが、助かる見込みが無いと判断したのかも知れませんが、大学病院特有の回診も無くなりました。四人部屋でしたが、母のところだけ来ませんでした。それを見て育つ医学生は、どんな医者に育つのでしょうね?病気を診ても人を診ていないですよね。丸島先生は、主治医だったからだと思いますが、家族である私の希望を聞いてくださったと思いますが、できれば、もっと早い段階で聞いて欲しかったと思うました。なぜ、人々は、大学病院なんかに行くのでしょうか?私自身は、自分の意思があるうちは大学病院なんて絶対に行くつもりはありません。腕の良いドクターは、大学病院以外にいるような気がします。大学病院は、設備が整っているだけのような気がします。筑波記念病院の母の主治医が「大学病院は、最後の砦だから」と言いましたが、本当にそうでしょうか?色々な専門家はいるでしょうが、専門家がそろっているから良いという事でも無いと思います。現に私の母は大学病院で亡くなりました。医療は絶対では無いのです。それを踏まえた上で、患者が望んでいる事、医師である自分ができる事を把握して、患者の話をよく聞き、患者に説明し、的確な診断と患者にとっての的確な治療ができる医師が良い医師なのではないでしょうか。医療が絶対的なものでないのであれば、そもそも包括と言う事じたいおかしな事だと思います。今の医療費は、包括なので、病気によって保険から支払われる金額が決められているので、入院も病気によって日数が決められていますから、決められた以外の事をしたり、決められた日数以上入院させると病院が持ち出しになってしまうので、決められた日数で退院させてしまうのです。患者ファーストではないのです。今の保険制度だと腕の良い医者も、腕の悪い医者も保険から支払われる金額は同じなのです。これでは、腕の良い医者は可哀想です。料亭の卵焼きと、スーパーの卵焼きが同じ量で同じ値段だったら、どちらの卵焼きを買いますか?今の保険制度では、どの医師が料亭の医師であるどの医師がスーパーの医師だかわからないのです。でも、腕の良い医師は、腕の良い医師のネットワークを持っているように思います。自分の腕に自信がある医師は、保険医を返上して自由診療を行っている医師が増えてきたように思います。私が胃カメラと大腸カメラの検査を受けたクリニックも、検査は全て自由診療で、紹介者がいる方のみ診ているとの事です。紹介者と言っても、医師からだけではなく、知り合いの紹介でも信用ができる人であれば見てくださるとの事です。患者の権利ばかりを言うと腕の良い医者に診てもらうのは難しい時代が来るのかも知れませんね。大事なのは、お互いの信頼関係なのかも知れませんね。ピアノの教室も、信頼をしてくれる生徒さんには、こちらも一生懸命にできるだけの事をしたくなりますよね。