脳に障がいがある方のレッスンについて。結城美帆子

自閉症のお子様や、ダウン症のお子様、知的障がいのお子様などにピアノを教え始めて20年以上になります。脳のどこかに障がいがあるのでしょうね。これだけ医学が進歩しているのに、脳のどこが障がいを受けているのかわからないのでしょうか?障がいを受けている場所が分かれば、もっと良い対応ができるのではないかと思うのは私だけでしょうか?記憶することができない子、今言ったことなのに言われたことを覚えていられない子、ひらがなが読めない子、引き算ができない子、九九を覚えられない子、などなど、この子供達が大人になり高齢者になった時、認知症と言われるのでしょうか?学齢が低い人は、認知症のリスクが高いと言う報告もあります。精神分析家の向井雅明先生は、脳の障がいとは言いませんが、長きに渡り多くの障がい者にピアノを教えてきた経験から、脳の障がいとしか思えなくなりました。脳に障がいがある方は、何か事件を起こした時に責任能力の有無が問題になるため、施設に隔離と言うことになるのであろう。危険人物と言う事なのでしょう。特別支援クラスとか、特別支援学校とか、体裁の良い事を言いますが、最終的には、支援と言う名のもとに施設での隔離、これだけ医学が進歩しているのだから、原因を突き止める事が出来ないのでしょうか?自閉症スペクトラムと言う言葉もどうかと思う。自閉症でも、知的障がいがある人と無い人がいて、同じ指導はできないので、一人一人状態を把握しながら指導計画を立てなければならないので、健常者のレッスンをするより、手間がかかるのです。健常者と同じレッスンは無理なのです。健常者と同じレッスンをすると、わからなくてできなくてピアノが嫌いになってしまいます。その子の理解力に合わせて指導をしていかないと、ピアノ嫌いになってしまいます。特別支援クラスや特別支援学校は、誰を支援するためなのでしょうか?障害者ではなく、健常者が障がい者に危害を加えられないようにではないかと思える事もあります。私がむかし教えた子で、授業中にカッターで背中を切られ20針以上ぬった子がおり、この子のお母様は「障害者と一緒のクラスは嫌だ」と言ってました。授業中にハサミを投げたり物を投げる子供もおりますから、危険と言えば危険人物です。