考える力を育むピアノレッスン。結城美帆子

新型コロナウイルスの感染予防対策の為、4月から、小学生以上の生徒さんは、生徒さん一人でレッスン室にお入り頂きレッスンをしております。

親御さんがレッスン室に一緒にいた時は、わからない時や難しいと思うことがあると、親御さんに助けを求めるような仕草を見せたり、親御さんも片付けを手伝ったりしておりましたが、今は生徒さん一人なので自分で片付けなければなりませんし、自分で考えなければなりませんので、自分で考える力が養われ、自立心も育っているように思います。

私のレッスンは、基本は教えますが、あまり教えないで自分で考えるようにしております。

譜読みの練習も、親御さんがレッスン室にいると、お子さんが間違って読んだ時に「ん」とかおっしゃる親御さんもいたりして、お子さんは、親の様子で動いてしまう時があるのですが、今は一人なので、自分で考えなければならない環境ですし、私は何も言いませんから、一生懸命に考えるようになっております。

なので、以前に増して、本人に正しい答えを導き出させるレッスンになっております。

まずは、間違いに気づくことが大切なので、間違いが無く読めるようになるまで、私は何も言わず、生徒に読ませます

以前は、間違って譜読みをした場合、間違って読んだ箇所で止まって考えさせておりましたが、今は、本人が自分で間違いに気づき正しく読めるまで、私は何も言わないで待つようにしております。

そうすることで生徒たちは、「自分で考えないといけない」と意識が変わるようです。

これからは、今まで以上に考える力が重要になるのではないかと思います。

自分で考えて、自分で判断して行動できる人でなければ、生きていくのが難しい社会になるような気がします。

それこそ、教則本を自分で出せない子供もおりましたし、どこをレッスンするのかもわからない生徒もおりましたが、今は、どの生徒も自分でできるようになっております。

素晴らしい成長です。

子供は、良くも悪くも環境で育つように思います。

あまり親が手を出し過ぎると、自分から動くことができない人になってしまいます。

やってあげてしまったほうが面倒ではないと思いますが、手を出さずに見守ることも親の愛情ではないかと思います。

時には、子供を信じて待つことも必要かと思います。

新型コロナウイルスは、人と人を離します。

一人で立つことができないと、精神的にも新型コロナウイルスを乗り越えることが難しいかもしれません。

いつも親がそばにいてあげられるかどうかは、わかりません。

一人でできる、一人で耐えられる精神力も必要かと思います。

押したり引いたり、柔軟に対応できる精神力も必要かと思います。

私のレッスンは、考える力や柔軟で強靭な精神力を養い生きる力を育てます。