ピアノのレッスンの他に、スイミング、習字、英語、野球、くもん、など、たくさん習い事をしている子供たちもおりますので、当教室では、たくさん練習をしなくても上手く弾けるようになる指導法をしております。
なぜなら、小学生までは、子供がやりたいことをやらせてあげた方が良いと思うからです。
ピアノの先生の中には、ピアノの以外の習い事はしないようにとおっしゃる方もいるようですが、子供たちは色々な可能性を持って生まれてきますし、どの習い事でも、ゴールデンエイジは幼児から小学生の時期でしょう。
小学5、6年生くらいになると、得意な分野が見えてきます。
中学生からは、得意分野を伸ばす時期に入ると思いますので、10歳までに色々なことをやっていると選択肢が多くなると思います。
バレエでも体操でも、3歳くらいから始めるのが良いみたいですから、みんな同じなのではないかと思います。
ピアノの才能が有るか無いかは、私は40年以上の指導経験があるので、今は最初にお会いした時にわかるようになりました。
才能と申しますか、素質ですね。
本人に音楽的な資質があっても、育てる為の環境が無くても、子供の才能を伸ばして開花させることはできません。
音楽的な才能が豊富なお子様は、一度教えると覚えられ、枝の先まで自分で考えることができる頭脳を持っているように思います。
神経細胞が繋がっていくように感じられるのです。
真の才能の持ち主は、努力の次元が違うように感じます。
昔、音大の教授のお孫さんのレッスンを頼まれた時に、教授から「努力をしなければできないものはやらせないほうがいい」と言われたことがありました。
好きなことは、努力をしなくてもできるということです。
ピアノは、楽しいと思えなければ弾かないと思います。
ピアノは、ある程度弾けるようにならないと楽しくないので、ある程度弾けるようにするまでが大変なのです。
ある程度弾けるようになると、練習なんてこちらが言わなくても自分から弾くようになります。
最初からコンクールを目指している場合の指導と、楽しさを教える指導は、同じではありません。
私は、最初は楽しさを教えたいと思って指導をしているので、練習の強要は致しません。
本人が心から「上手くなりたい」と思わなければ、指導者や親が「練習しなさい」と言っても練習しないと思います。
達成可能な目標を持ってレッスンを受けると、目標を達成しようと練習をするようになるようです。
今は、コロナで、コンペティションもステップも中止になってしまいましたので、目標を見失って練習がはかどらない生徒さんもいるように思います。
具体的な目標を持っている生徒さんは、毎日たくさん練習しているようです。