絶対音感が習得できる期間は、3歳半からのごくわずかの期間に限られていますので、この時期を逃さずに絶対音感の能力をつけてあげましょう。
絶対音感の能力は、親が子供に贈る生涯消えることのない素晴らしい知的財産です。
絶対音感は、ピアノを習っていれば自然に習得できるわけではなく、絶対音感を習得する為のレッスンが必要です。
結城美帆子ピアノ教室では、すべての生徒さんにおいて、音楽を学ぶ基礎(ソルフェージュ)からレッスンを行っており、絶対音感のレッスンはソルフェージュの中で行っております。
結城美帆子ピアノ教室のソルフェージュのレッスンは、楽譜を読むことを覚え、リズム感や音感(絶対音感)を養います。
ピアノのレッスンは、手根骨が大人と同じ個数に成長しレントゲンで確認が出来る5歳くらいから始めれば良いのです。
ピアノのレッスンに入る前に、楽譜を読む力が付いていて、リズム感や音感が養われていると、ピアノの上達が早いのです。
年少さんからレッスンにお越し頂いているほとんどの生徒さんが、就学前までに単音(一つの音)も和音も黒鍵までもわかるようになり絶対音感を習得しています。
正しい音程で歌う方法で絶対音感をつける方法もありますが、自閉症のお子さんの場合、正しい音程で発声することができない子がいるので、歌うことで絶対音感をつけようと考えるのはナンセンスと考えております。
自閉症は脳の障害と申しますか特性です。
ピアニストとして大活躍されている方の中にもご自身の著書で「何の音かはわかる(絶対音感はある)けど声に出すことができない(俗に言う音痴)」と書かれている方がおりますので、正しい音程で歌えないから絶対音感を身につけることができないと言うことはありません。
以前、音痴の子供について耳鼻科医と精神科医と脳神経外科医に相談したことがあるのですが、脳に問題があるか?発声機能の声帯に問題があるか?のどちらかか両方かが考えられるとのことでした。
普通に喋れる場合には声帯に問題はないと判断できるので、問題は脳ということになります。
大人でも、カラオケが大好きで歌を楽しんでいた方が音痴になることがあるのですが、軽度の認知症を発症していたり、脳梗塞を発症していたりすることもあります。
実際に私の生徒さんで70代後半の方でしたが、毎週レッスンにお越し頂いていて、正しい音程で旋律を歌うことができていたのですが、ある日のレッスンで正しい音程で歌えなかったことがあり、経験から「もしかしたら脳に異常をきたしているのかもしれない、脳梗塞?」と思ったので、間違っても構わないと思って、病院受診を勧めましたら、脳梗塞を発症していて即入院となりました。
結城美帆子のピアノレッスンは、健康チェクにも役立ちますよ。
お子さんの場合には、発達が凸凹しているので定型の発達のお子さんでも10歳位までは正しい音程で歌えないお子さんもおります。
昨日体験レッスンにお越し頂いた小学生のお子さんは、30分レッスンでワークブックとバーナムの指の練習と別のピアノの教本を使っていたようですが、3冊を30分でレッスンするのは難しいのではないかと思います。
導入期は、プレピアノコースで絶対音感のレッスンを含んだソルフェージュのレッスンで30分で行います。
結城美帆子ピアノ教室では、ある程度楽譜が読めるようになり指が動くようになったら、ソルフェージュ+ピアノのレッスンに入ります。
導入の教本が終了し ブルグミュラー25番からは、基本ピアノのレッスンになり、希望者のみ別枠で聴音と視唱をメインにしたソルフェージュのレッスンを行っております。