支援の金額が決まっているので、完全に無料になるわけではない。
私立高校の授業料無償化によって、ますます格差が広がるように思う。
私の勝手な想像ですが、私立高校は授業料やその他の料金を値上げするのではないでしょうか?
茨城県には、水戸第三高等学校と取手松陽高校の2校に音楽科がありますが、2校とも定員割れが続いています。
音楽はお金がかかりますが、公立高校に入学できれば県のお金で音楽の勉強が出来るので、親の経済的な負担が少なくて済んだのです。
私が高校生だった時、主任の先生から「お前たちは税金で音楽の勉強をさせてもらっているということを忘れてはならない」と入学式の時に言われました。
そして、卒業の時には「お前たちの中からプロの演奏家になれるのは一人いるかいないかだと思うが、お前たちは音楽の素晴らしさを伝える音楽の伝道師になるんだ」と言われました。
音楽科の高校以外から音大受験をするには、ピアノのレッスンの他に聴音や楽典もレッスンを受けなければならないので、月々のレッスン料は相当の金額になりますが、音楽科の高校に入学できれば、学校で全てのレッスンが受けられるので、公立高校の場合には無料で音楽の勉強が出来るのです。
私の時代は、東京藝術大学が一番お金がかからなかったのですが、今は東京藝術大学受験が一番お金がかかると思います。
東京藝術大学ジュニアアカデミーは、入学金20万円・授業料は月2回のレッスンで年間80万円(3年間で240万円)かかります。
お金が無いと音楽が学べなくなる社会は嫌だなー
芸術は、人間の心を養う為に必要なものですから。