私の教室の、ピアノのレッスンの目的とは。結城美帆子

まず第一に、「ピアノのって面白ろそう、私も僕も弾いてみたい、色々な音が出る、ピアノのって面白いな、ピアノのって楽しいな。」と思って頂くこと。第二に、「先生みたいにうまく弾けるようになりたいな。パパやママみたいにうまく弾けるようになりたいな。」と思って頂くこと。第三に、「どうすれば先生のようにうまく弾けるようになるのかな、どうすればパパやママのようにうまく弾けるようになれるのかな。」と考えられるようにすることに。つまり、「ピアノがうまく弾けるようになりたい」と言う欲望を育てることから始めます。本人が「ピアノがうまく弾けるようになりたい」と言う欲望を持つことによって、本人主体のレッスンになります。「どうすれば先生のようにうまく弾けるようになるのかな。どうすればパパやママのようにうまく弾けるようになるのかな。」と、考えるようになった時に、「はじめから弾けたわけではなくて、最初は間違って弾くところもあったけど、先生に教えられた通りに何度も練習したら弾けるようになったの。」と、教えるようにしておりますが、お家でも「先生も一回で弾けるようになったんじゃないんだって。片手でゆっくり何度も練習して、上手に弾けるようになったんだって言ってたよ。〇〇ちゃんも結城先生がやってみたいに片手で音の長さを言いながら練習してみよう。そしたら、結城先生と同じように上手に弾けるようになると思うよ。ママもやってみよう。〇〇ちゃん見てて、ママ結城先生が言ったようにできてるかな?」と、ママがやって見せるのも、子供のやる気スイッチを入れる一つの方法です。なるべく早いうちに正しい譜読みの仕方(楽譜に書いてある全てを読み、まずはリズム打ち、次に音価を言いながら読む、次に音価を言いながら片手で弾く、片手で聴けるようになったら拍子を数えながら両手で弾く練習をします。楽譜の中に使われている音符に長さが1番短い音符を基準にします。1番短い音符が四分音符だったら、ドの四分音符だったら「ド」と言いながら同時に手を一拍叩きます。ドの二分音符だったら「ドお」と言って同時に二拍叩きます。こうすることによって正確に音の長さを把握することができます。面倒な作業なのですが、大切な作業なのです。ピティナピアノコンペティション全国大会出場者No. 1の渡部由記子先生のところのレッスンでも同じことをしております。渡部由記子先生の教室は、幼児でも一回のレッスンが最低でも2時間なので、上記のようなレッスンをレッスン内でできるようになるまですることができるのですが、30分のレッスンでは両手で弾くところまでできませんので、お家でやって頂くしかありません。)初級の段階では、正しく弾くための方法を身に付けることが大切です。やり方が間違っていると、いつまでたっても、間違えないで弾くことが困難になり、ピアノ弾くことが楽しくなくなってしまうおそれがありますので、注意が必要です。正しい練習の仕方と正しい弾き方ができていれば、間違わないで弾けるようになります。間違って弾いても、レッスンで合格の〇〇を上げてしまいますと、子供は「少しは、間違って弾いても構わないんだ。少しは間違って弾いても合格がもらえるんだ。」と認識してしまう可能性があり、危険です。精神分析的に言えば、人間は「去勢」を受けて次の段階へ進むことができます。少しくらいの間違いはいいかと理由を言わずに〇〇をつけてしまうと、去勢を免れたことになってしまい、その場所に固着してしまいます。お子様のパーソナリティによっては、少々間違って弾いたところはあっても理由を申し上げて〇〇を付ける時もありますが、心の中でいつも悩んでおります。悩んでいると言う程度のものじゃなくて葛藤しております。社会に出たら、ダメなものはダメですからね。私自身、私の父はお婿さんだった為か、娘の私を叱ることができなかったので、私はけっこう長い間去勢を免れていた為に、社会人になってから苦労しました。去勢は、父親的存在の人がすることによって作用するのです。一般には、自分がいつ去勢されたかなんてわかりませんよ。あくまでも精神分析的な観点からです。精神分析では、口唇期的欲求とか、肛門期的欲求とか言いたりして、甘いものが止められない人か煙草が止められない人は、母親のオッパイに固着しちゃっているのが原因とかと言う見方をしたりしますが、本人は全く気付いていないので、精神分析(寝椅子に横になって頭の中に浮かんだことを精神分析家に話す自由連想法)をすることにより、無意識が意識化できて、昇華できるようになるのです。昇華できれば、煙草は、必要なくなりますから、煙草を止めることが可能になるのです。過食や不眠・肩こりなど精神的なことが原因のものは、精神分析で解消される可能性があります。