誰もが尊厳を持って自分らしく幸せに生きられる社会になるようにとの想いからです。
障害者が尊厳を持って自分らしく幸せに生きられる社会は、誰もが尊厳を持って自分らしく幸せに生きられる社会です。
私が発達障害者に携わり発達障害の子どもにもピアノを教えるようになって30年が過ぎました。ピアノの指導歴は40年以上です。
最初の頃は何もわからず、何度もやめようと思いましたが、仲間に「あなたにしか出来ないことなんだから」と励まされ、なんとか続けてくることが出来ました。
30年以上発達障害について学び、発達障害者と携わり、50名以上の発達障害の子どもにピアノを教えてきた経験から、発達障害は治ると言うことはなく、発達障害者は定型発達の人の心を理解することはないと言うことがわかりました。
その上で、発達障害は障害ではなく特性であり個性と捉え、社会の中で生きていくスキルを身につけていけば良いのではないかと思いました。
彼らが不得意とするコミュニケーション能力を高める必要はないと思いました。
もちろん、人と交流するための最低のことはできた方が社会の中で生きやすくなると思うので、挨拶くらいはできた方が良いと思います。
発達障害の人から学んだこともたくさんあり、私自身が生きやすくなったこともあります。
発達障害の人は本音と建前ということを使い分けることが出来ませんから、全てが直球で帰ってくるので、グサっとくる時もありましたが、よくよく考えてみると当たり前と思う事がありました。
一つ例をあげますと、私は普段お世話になっている方にはお中元とお歳暮を欠かしたことがなかったので、この方が発達障害者であったとは知らずに(後で知ったのですが)、お中元をお持ちしたのですが、「中身は何ですか?」と聞かれて、それだけでも戸惑ってしまったのですが、「いりません、お持ち帰りください」と言われたのです。
当時、私は42歳でしたが、42年の人生の中で初めての経験でした。
私自身、生徒さんからよくお中元やお歳暮を頂いておりましたが、正直頂いて困ることも多々ありましたけど、笑顔でお礼を申し上げていたのですが、この経験をきっかけに、心遣いはご遠慮申し上げることにしました。
お中元やお歳暮、贈り物って、相手のためと思っているかもしれませんが、よくよく考えてみると贈る側の自己満足に過ぎないと思います。
相手が喜んでいるかどうかなんてわかりませんでしょ。
お中元お歳暮を頂いた中で、有難く思ったものは現金だけです。
現金は、どこでも使えますからね。
金券は使えないところもあるので不便です。
食べ物や飲み物はを頂いた時は、施設に寄付してました。
発達障害があっても、自分らしく生きていられるのであれば、障害と認識はしないでしょうし、それでいいと思います。
その為には、自分の得意とすることを見つけ、社会で生きて行くために最低必要な社会性を身に付けることではないでしょうか?
社会で円滑に生きて行く為に必要なことは、社会のルールを守ることです。
気に入らないからと言って、気に入らない人に暴力を振るったり、最悪命を奪ってしまったりしたらどうなるでしょうか?
これまでの多くの判例では、発達障害の人には死刑判決が下されています。
統合失調症で責任能力が無いと判断され無罪判決が下されても精神病院の保護室に措置入院になります。
保護室への措置入院とは、生命の安全の為に、ベットに抑制され、トイレにも行くことが許されませんので、尿道カテーテルを入れられます。
どちらにしても自由を奪われるということです。
我が子が自由を奪われるようなことにならないように子育てを致しましょう。
私の教室では、全ての生徒さんにお教室のルールを守って頂くことを徹底しております。
それが、幸せの第一歩だからです。
暴力行為や暴言は絶対にいけません。
感情のコントロールを学びましょう。
発達障害の子どもが通っている放課後デイサービスでは、クールダウンをさせる外から鍵がかかり中からは出られないお部屋がありますが、結城美帆子ピアノ教室には保護室はありませんが、ピアノが弾けるようになるにつれ、感情のコントロールもできるようになっております。
ピアノは、単にピアノが弾けるようになるだけではなく、人生を豊かにするための習い事です。
発達障害で支援級で学んでいる中学2年生の〇〇さんは、年長さんの時からレッスンにお越し頂いており、ピティナピアノコンペティションやブルグミュラーコンクール・バッハコンクールなどに参加され、ピティナピアノステップでは発展1に合格していますが、小学2年生くらいまでは、椅子に座っていることもできなく、じっとしていることが出来ない子で、よく立ったまま弾かせておりましたが、今は1時間のレッスンが受けられるようになっています。
発達障害が治ることはありませんが、コントロールはできるようになります。
結城美帆子ピアノ教室のレッスンに興味がありましたら、体験レッスンにお越しください。
入会は自由ですので、お気軽に。