祝日のレッスンはパパと一緒に来る生徒さんが多いです。結城美帆子

精神分析的観点から申し上げますと、とっても良いことです。

子供の成長過程において、父親の存在は大きいのです。

特にラカンの精神分析では、「父の名」と言う言葉があるように、父親的存在を重要に考えているようです。

父親的存在とは、生物的な父親ということではありません。

離婚をされた方の場合は、お祖父様が父親的存在になる場合もありますし、学校の先生が父親的存在の機能を果たす場合もあるようです。

母親を象徴的に喩えると「優しさ」ではないかと思いますが、父親を象徴的に喩えると「たくましさ」ではないかと思います。

生きていく上において、優しさも必要ですが、たくましさもあったほうが良いと思います。

たくましさを学べる相手は、父親的存在の人ではないでしょうか?

優しい子、思いやりのある子に育って欲しいと願うのは当然のことですが、優しさだけでは世の中を生きていくことは出来ません。

たくましさも必要です。

優しさは美徳ですし、大切にしなければいけません。

でも、優しさは強さの上にしか成り立ちません。

強さを育む経験を奪われて育ってしまうと、大人になってから理不尽に直面した時、困ってしまって、逃げてしまいます。

時には逃げることも必要な場面もありますが、困難に直面した時でも、考えて乗り切れる人間に育てたいですね。